小林亜星の息子の地震予知
- 井上靜

- 2024年1月25日
- 読了時間: 3分
更新日:2024年1月25日
新年早々の地震で思い出したのが小林亜星の息子である。
CМソングなどの作曲家であり俳優などのタレントでもあった小林亜星の息子は、俳優として東映スーパー戦隊シリーズのマーヴェル提携作『太陽戦隊サンバルカン』に、隊員の一人として出演していた。
ゲストに小林亜星が父親の役で出たこともある。親に言えない仕事をしているとは何なのかと父親に問われるが、実は戦隊の一員だったという話である。
このあと、俳優をやめて塾講師になる。担当は現代国語で、「国語の神様」を名乗り「カリスマ講師」を自称していた。

この時、自作自演で塾の宣伝にマスコミを利用したことも話題だった。
それは朝日新聞に、SFアクションヒーローの俳優をしていた小林亜星の息子が、今は塾の講師であるという記事が掲載されたさいのこと。話題として面白いからいいけれど、塾生の母親がイーメールを朝日新聞に送ったというキッカケが問題だった。
それで興味をもった朝日新聞の記者が取材して記事になったのだが、この母親というのが実は塾の事務職員だった。記事になれば宣伝になるからと、母親を装ったのだ。そう言われてみれば、来たメールは「ゴレンジャーの主役」となっていたが、正確にはそのシリーズの「サンバルカン」だと記事にあり、いかにも親の世代が間違えたように見せかけているみたいである。
だから週刊誌が「朝日新聞は小林亜星の息子に騙された」と書立て、記事だけなら問題ないけれど上手く乗せられてしまったため朝日新聞の広報は「今後の反省材料にする」と表明した。
もっとも、この手口は珍しくない。
マスコミに取り上げられたらタダで宣伝になるからと、売り込むことはもちろん、騒いで注視させ誘導することは、よくあること。
今は大手の東進ハイスクールなんて、初期のころ経営者が日教組批判してみせて、これに日教組の悪口なら何でもいい週刊新潮が飛びつき、それで宣伝になったという実例がある。「結果としてのことで、宣伝したかったのではない」と経営者は言うだろうが。
また、自作自演メールの女性と小林亜星の息子の関係も怪しまれた。
二人はやけに親密で、男女の関係ではないかと噂されていたのだ。しかし、こうして広く知られるようになったのに、なぜか塾のほうも長続きしなかった。
そして小林亜星の息子は青森に転居した。弘前市らしい。ここで手を付けた女の子が未成年者だったので罪に問われ、そう悪質ではなかったらしく、警察に出頭すると罰金を払って解決したと伝えられている。
その後、彼は何故かツイッターで地震予知を発信していた。
これが時々、当たったことがあって話題になった。ただし、あそこが危ない、次こっちが心配、みたいに繰り返すので、そんなことしてればどれか当たるだろう、とも言われていた。
それで、今年の元旦については、予知していたのだろうかと思った次第である。



コメント