原爆に拍手したオバマ大統領と十字をきったプーチン大統領
- 井上靜

- 2022年3月29日
- 読了時間: 2分
更新日:2022年3月31日
2014年のノルマンディー上陸作戦70周年記念式典でのこと。
原爆が炸裂する映像が流れ、これにより戦争を終わらせたとして賛美し拍手するオバマ大統領(当時)ら西洋各国首脳だが、ここで唯一プーチン大統領だけ原爆投下の映像を見ながら胸で十字を切っていた。

それでも今、多くの日本人は、プーチン大統領が悪いという一方的な報道に流されている。ただ、なにか奇妙だと言う人も少なくない。巷では、けっこう聞く声だ。
また、プーチン大統領だけでなく世界各地の反米の国々の指導者たちは言ってきた。
なぜ、日本は二度も核攻撃されているのに、そんな米国と仲良くできるのか。不可解だと指摘している。
いくつか事情があるけれど、最大ではないかと思える一つの理由は、弱い犬が吠えて蹴られると蹴った靴を舐めるのと同じということ。昭和天皇も、原爆の犠牲者は気の毒だが戦争だったのでやむを得ないと、記者会見で言った。
自分が高校の時、対米従属で軍拡する自民党政権を批判する人が教師にもいた。
ところが、ある同級生は「でも、アメリカの機嫌をとっていないとソ連に侵略されちゃうでしょう。ソ連は悪いんでしょう」と真面目に言った。ソ連が潔癖とは言わないが、悪評の多くはマスメディアの宣伝だし、アメリカが日本のために何かしてくれるわけないことは世界情勢や国内の基地問題から判る。だから対米従属で軍拡することの問題になっているのだけれど、これについてはどう思うかと言うと「政治には全然関心が無いの」と言う。
なら、そんな話をしなければいいと思うのだが、つまるところ彼は大勢に流されたり迎合したりする庶民であるという表明をしているだけなのだ。
そういう人が多いことは現実だし、そういう人を非難しても仕方が無い。



プーチン大統領、胸で十字を切る映像に胸を打たれました。