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​炬火 Die Fackel 

  • 執筆者の写真: 井上靜
    井上靜
  • 4月2日
  • 読了時間: 2分

 評論家の佐高信が公言していた。

 曾野綾子という「保守の説教婆さん」が死んだけれど、これをマスコミの多くは美化していて、特に『毎日新聞』の夕刊で藤原章生が「誰が批判しようが、どうぞご勝手に」という曾野綾子の発言をそのまま紹介しているから酷かった。佐高信は曾野綾子をちょっと批判したら内容証明を送付されたそうだ。

 なにが「どうぞご勝手に」だ。全然違う。そういう話だった。


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 「保守の説教婆さん」とは佐高信らしくない表現だ。

 「辛口評論家」を自称しているのに甘すぎる。あれは保守ではなく狂信と差別主義であり、また保守を自認する山崎行太郎は、曾野綾子の精神病歴から、かくも正常ではない発言を繰り返していると指摘していた。

 どうも佐高信は内容証明で自分の甘さを誤魔化しているのではないか。


 もともと曾野綾子はヒステリー婆さんだった。

 自分について、ちょっとでも気に入らないことを言われると反論ではなく人格攻撃で口汚く下品に罵ってばかりだった。

 これについては、やはり右派の論客である古森義久でさえ、右派雑誌『正論』誌上で自らが曾野綾子から受けた被害を語っていたほどの酷さだった。


 なのに曾野綾子は大らかに構えてていたとする。

 そんな言質を掲載する『毎日新聞』は、虚偽を行ったことになる。しかも、簡単に解るのに事実とは真逆にしている。あからさま嘘である。

 こうした、あからさまな嘘で、よくマスコミは、正邪を逆にするのだ。

 
 
 
  • 執筆者の写真: 井上靜
    井上靜
  • 4月1日
  • 読了時間: 2分

更新日:4月1日

 統一協会に解散命令が下された。

 あのような理由なら、とっくの昔に下されているべきだった。それなのに今さらなのは、癒着した政治家が権力で統一協会を庇っていたからだ。これは周知のとおり。

 その政治家の代表格が安倍晋三であり、これが統一協会の被害者に殺害されたから、解散させるのを邪魔する者が居なくなったのだ。


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 つまり、追及や批判の効果ではなく銃弾の効果であった。

 もしも地道に長きにわたる追及や批判の効果であるなら、統一協会の実態を知る人が多くなり入信や寄付をする者が減って統一協会が衰退するか、あるいは世論が気になって政治家も庇えなくなって解散させられた、ということになったはずである。

 なのに、追及の成果であると自画自賛する人達がいたり、暴力に訴えたことが効果的だったと認めてはいけないと思う人達がいたり、それで現実が歪められている。


 日本は、政治家の権力と不正を市民が許さない社会ではない。

 これは日本が無法地帯であるからだ。それで不正が横行し、これを正そうとすれば権力から迫害を受けてしまう。そうでなければ、もともと暴力に訴えて復讐をする人は出ないはずだ。出ても、たまに血迷った人がやるだけである。安倍晋三を射殺した元自衛官は、血迷った人とは見られていない。まっとうなやり方が通用しない社会の現実に絶望して、せめて復讐だけ実施しようと決意したようである。

 これを語られてはまずいから、逮捕された射殺犯の裁判が一向に開かれないのだ。


 これなのに、統一協会への解散命令について、長年の地道な追及と批判が継続は力なりで報われたというような美談仕立ての言葉を用いるのは、日本社会の現実を認識せず紛らわす気休めである。

 
 
 
  • 執筆者の写真: 井上靜
    井上靜
  • 3月31日
  • 読了時間: 2分

 京都への修学旅行を諦める学校が続出しているそうだ。

 これは外国人の観光客で宿泊施設などが埋まってしまうため。日本の良いところを日本人が訪問できないなんて残念なことになっていると言う人もいる。

 しかし、修学旅行で京都に行ったけれど、京都だから良かったと言う人の話は聞いたことがない。京都はくだらないとか嫌だとか言う人の話ならよく聞くが。


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 まず京都は気候が悪い。

 沖縄の出身で京都にしばらく住んだことがあるという人が言っていた。気温は沖縄の方が高いのに京都の夏の方が遥かに不快だったそうだ。関西の気候は暑さが身体にまとわりつくような不快さだと言われているけれど、そのためだろう。京都は春すでにクソ熱い。

 また食い物が不味い。「大阪の食い倒れ」に比してのことであるだけでなく、京都の食事など最低である。

 そしてなにより酷かったのが、修学旅行生むけに子供騙しで粗悪な茶葉をそれらしい容器に入れて「玉露」と称して売りつけることだ。大阪と奈良の人が一致して言っていたけれど、京都の人は上辺こそ上品だが腹黒い。政治の街である伝統のためだと言われる。これは、あの京都の有名な女性下着メーカーの関係者と姻族関係になった人も言っていたことだ。


 そんな京都の観光など、外国人に任せておけばいい。

 それに、京都の人たちは外国人の方が金を使ってくれるなら、そちらを歓迎する。そこに修学旅行で行く意味は全く無い。


 
 
 
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