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​炬火 Die Fackel 

  • 執筆者の写真: 井上靜
    井上靜
  • 2025年6月5日
  • 読了時間: 3分

 外国人観光客のマナーが悪いと文句を言う日本人がいる。

 とくに中国人の田舎者が傍若無人であるからだ。セレブとまでいかないけれど、そこそこ余裕のある層の人たちが、近場の外国に観光に行き田舎者まる出しで行儀が悪い。

 しかし、日本人も昔から「農協ツアー」が同じだった。だから筒井康隆が『農協月へ行く』という小説を書いてウケていた。月に観光で行けるようになったら、そこで農協ツアーの集団が田舎者まるでしてマナーの悪さを剥きだしにする話だ。



 買春ツアーも国際的に顰蹙を買っていた。

 これは日本でも恥ずかしいと言われ、テレビなどマスコミでも取り上げられていた。日本は「恥の文化」がある一方で「旅の恥は搔き捨て」とも言われている。それで外国に行くとマナーが悪いうえ、買春も盛んにやっていた。それが会社の仕事で外国に行って、ついでに個人でコッソリというのではなく、上司や取引先が率先してのことだった。

 特に東南アジアでは、児童買春の客にもなっていた。かつての円高の時は、その格差を利用して東南アジアに行って児童買春の客になり、それを帰国してから大喜びで語っていた日本人が大勢いた。


 台湾の映画にも描かれていたので、NHKが取り上げていた。

 ここで映画解説者の佐藤忠男が出ていて、外国の映画で日本人がどう描かれているのかという話題の中でのことだった。

 いかにも日本人の会社員のオジサンという人たちが仕事で台湾に来ると、会社ぐるみの買春で狂喜のうえ、その話を白昼堂々と街中で楽しそうに話すから、取引先の社員で案内役をしている若い台湾人男性が注意する。「台湾には日本語が解る人が大勢います」と。

 ところが日本人のオジサンたちは、どうせ日本に帰るのだからいいんだと言う。「旅の恥は搔き捨て」ということだ。しかし案内役の若い男性が「でも、後で、こんな日本人たちがいたという悪い評判が立ちますよ。どこの国でもそうだけど、台湾だって、人前で平然とセックスの話をすることはありません。マナー違反です。日本語が判る人が多いのも戦争中のことがあったからです。だから、なおさら…」というと日本人の会社員のオジサンは「日本は戦争で何も悪いことしてない。鈴木明の『南京大虐殺のまぼろし』という本を読めばいい。あんな事件は無かったんだ」

 これに台湾の男性は、商売の取引とはいえ、こんな日本人と付き合うべきなのかと悩む。


 つまり外国と商取引していても実は「井の中の蛙」でいる日本人ということ。

 だから国内で歴史修正主義を頑張ってみても、それを外国からは無反省が今も続いている恥知らずの日本人と受け止められているということだ。そして、いずれは「金の切れ目が縁の切れ目」となる。

 実際に、日本人のマナーが良くなったのではなく、日本は金が無くなって今までのように出来なくなっただけ。かつては「じゃぱ行きさん」と言われた日本に買春に行く女性がいたけれど、今では逆に日本人女性が外国に出稼ぎ売春したり、街頭で十代の女の子が「立ちんぼ」したり、という現状である。

 いま、日本人が外国人観光客のマナーを悪いと言っても、それはかつて日本人が外国に行ってやっていたことであり、それが経済的優位さが逆転したため、やられているということなのだ。だから、外国人のことを言えば言うほど日本人が恥ずかしくなってしまうのだ。「日本人は中国人と違って礼儀正しくてマナーが良い」と言ってもらえるのは、日本人の方が金を持っていたからで、そうでなくなれば言って貰えなくなる。売春でも日本人が好評だったのは、あくまで「払いが良くて、早く終わる」からである。そう言われて散々、笑われていた。これからは日本人が好評なのは「早く終わる」だけである。それを心すべきだ。

 

 
 
 
  • 執筆者の写真: 井上靜
    井上靜
  • 2025年6月4日
  • 読了時間: 2分

 ナチスは左翼政党だと言う人たちがいる。

 これが匿名アカウントのネトウヨによる妄想だけではなく、これに便乗して本間奈々という選挙に立候補する予定らしい元自治官僚が言ってるので、驚き呆れられていた。

 なんでもいいから左翼が悪いということにしたいのだろう。



 ナチスは「国家社会主義ドイツ労働者党」の略称である。

 それで「社会主義」「労働者」が付くから左翼だと言うわけだ。ここで、標榜していることと実際にやっていることの違いを言っている人達がいるけれど、そういう問題ではない。

 この党名に付いているのは「社会主義」ではなく「国家社会主義」であり、「労働者」ではなく「ドイツ労働者」である。


 そももそ社会主義も色々で、どんな社会主義かの違いがある。

 例えば、かつて赤尾敏という右翼活動家がいた。東条内閣の当時に代議士だったが、しばしば東条内閣と対立したという。戦後は、親戚が金持ちなので資金はあったから何度も選挙に立候補したが、当選できるほどの組織力が無くて、いつも泡沫候補だった。

 そんな彼の政治活動の原点は『新しき村』」を読み共感し社会主義運動を始めたことで、社会主義というだけで弾圧された時代だったので検挙され、そこで獄中転向して国粋主義者になった。その後、天皇中心の社会主義を標榜していた。それで自分は「ファッショ」だと自認する発言もしていた。

 これと同じことで、「国家社会主義」は全体主義・ファシズムである。


 労働運動は国際主義である。

 だからスローガンは「万国の労働者よ団結せよ」であるし、労働歌で最も有名なのは『インターナショナル』である。

 ところがナチスがいうのは「ドイツ労働者」である。世界各地の社会階層としての労働者ではない。優れた国の秀でた国民の労働者ということ。これは民族主義である。そしてナチスは資本家と癒着していたから、社会主義者や共産党を左翼だと言って迫害していた。

  

 つまり、ナチスは極右政党である。

 もともと政党名からして極右である。屋号と実質が違うというのではない。後から入ってきたヒットラーが乗っ取って変えたこともあるが、それでも最初は左翼だったのではなく、もとから極右であり、極右の政党名なのだ。

 こんなのは常識のはずだが、低能ネトウヨだけでなく高学歴で官僚やっていた本間奈々という人までネトウヨと同じことを言うから、驚き呆れられたのだ。 

 
 
 
  • 執筆者の写真: 井上靜
    井上靜
  • 2025年6月3日
  • 読了時間: 2分

更新日:2025年6月3日

 八王子市議会議員選挙に立候補するという深田萌絵さんが自民党の萩生田さんから刑事告訴されたと言っている

 深田さんは今時の表現でインフルエンサーのような存在位置である。そして萩生田さんの裏金とか統一協会との関わりとかを追及していた。それで危機感を抱いたから妨害のために刑事告訴された、と深田さんはユーチューブなどで発信している。



 警察に呼ばれたけれど行くなと元警官に注意されたそうだ。

 任意で事情聴取すると言っておいて、出向いた逮捕するつもりだから。そんなことがあるのかと言う人もいるが、これは常套手段である。

 なぜなら、逮捕するには令状が要るけれど、呼び出して来たところで逮捕するのは簡単だからだ。弾圧のため内乱罪などを適応しようとしている、と深田さんは見ている。それは大袈裟だし、警察としても実施が困難だという指摘がある。だから逮捕状は無理だから、逮捕状なしで逮捕するのだろう。もし、やるとすれば。


 まず、任意で呼び出して事情聴取したいと言う。

 そして、問い詰めたらゲロったことにしてしまい、自白しようとすまいと関係なく、そうだということにして緊急逮捕する。返したら逃亡や証拠隠滅の恐れがあるということにして。これなら、逮捕令状の請求をするには疎明が困難な事件でも、令状なしで逮捕できる。

 そこから、逮捕状より緩い家宅捜索の令状を取ってガサ入れし、都合の良いものがあれば押収し、無ければ自宅や事務所をかき回して物を散らかしたり壊したり業務妨害の嫌がらせをする。

 こういう次第だろう。


 これは、自分もやられたことがある。

 警察署に出向いた時も、自宅に警官が押しかけてきた時も、逮捕はされなかったが、殴られたり物品を壊されたりした。

 これを法的に追及すると、弁護士とその家族が同じことをされるので、それを知っている弁護士は相談されると逃げる。あの人と関わりを持たないほうがいいと周囲に言うことまである。意思も知恵も弱い弁護士が多いから仕方がない。まず自分がシッカリすることだ。

 深田さんはシッカリしている人らしいから、戦えるかも知れない。

 
 
 
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