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​炬火 Die Fackel 

  • 執筆者の写真: 井上靜
    井上靜
  • 2025年8月3日
  • 読了時間: 3分

更新日:2025年8月4日

 有田芳生議員の頭を見ていて薬のことを考えた。

 発毛剤のミノキシジルが適応されるのは65歳までだが、まだ彼が年齢的に効くとされる時に発売されていた。その時、彼は使用していただろうか。気にしてないとか諦めているとかなら別だが、もしも使用したなら結果は無駄ということになる。

 よく、ミノキシジルは医学的に発毛の効果が確認されていると言われているけれど、実際に脱毛症の治療をたくさんしてきた医師は、その経験からミノキシジルの発毛効果は何となく毛が増えたくらいの感じがする程度で、脱毛症になる前の状態に戻ったとかフサフサになったとか言う患者には会ったことが無いと言う。


 また、発毛剤を使ったけれど効果が無かったという人は多い。

 これに対して、発毛剤を販売している製薬会社は、正しい使用方法ではなかったのではないかと言う。けれど、難しすぎるとか手間がかかりすぎるとかいうことは全然なく、それなのに脱毛症に悩む人が正しく使用しないなんてことは、ごく稀であるはずだ。

 なにより、正しい使用をすれば効果があるなら、派手に宣伝して相当に売れているわけだから、ミノキシジル発毛剤が発売されてから脱毛症の人が激減しているはずだが、街を歩いていて大勢の人達を見ても昔と違わなない。

 ということだから、ミノキシジル発毛剤は少なくとも美容的な成果が見えるほど有効ではない。つまり気休め程度の効き目で、肝心の外見は変わらないということだから、この最も重要な点からすると全然効かないのだ。なのに高価であるから買うのは散財でしかない。


 これでも医学的には効果が確認されていることになる。

 もちろん嘘ではない。臨床実験して効果があった。その原理も解っている。あくまで医学的ということで、美容的などと言ったことでは無意味である。それに高い金を払って買うのは無駄でしかない。

 それを言っているのに、医学的には効果があると証明されているとか、なのに効果が無いというのは使用方法が正しくないとか、そういう反論をしても虚しいだけである。

 ところが、医学的に確認されているから効かないわけがないと言ってしまう人たちがいる。それは問題になっている点が違う。これを解らないか、あるいは故意にスリカエるか、そういう虚偽が他にも多くの薬について横行している。



 これを有田芳生議員に当てはめたら。

 実際に発毛剤を使用したかは別にして、仮に彼が使用していて、効いていると公言したら、どうか。その頭でも効いたと言えるのか、使用した期間はどれくらいか、というやり取りになるだろう。そして、使用したのは相当の期間で、その期間から費用も相当だった、ということなら、これでは効いてない、効いたとしても気休め程度だ、そんなことに散財して愚かだ、ということになる。

 それでも、効果は医学的に確認されているのだから効いているはずだ、と彼が強弁したら。実に滑稽であるが、これは彼の普段からの言動や態度から、きっと、そう言うはずだ。そうなると、薬品の効果という問題が、とても解かり易い。

 なんで他の人を例にしないかというと、薬害と行政について議員の立場に関わる普段の言動と態度からして良い例だからである。他の薬品を例にしないのは、これより解かり易い例がないからである。

 
 
 
  • 執筆者の写真: 井上靜
    井上靜
  • 2025年8月1日
  • 読了時間: 2分

 フランス人はなぜパンを食べても太らないのか

 という『日経』の記事があった。フランス人は食事の際のひと切れを大きな楽しみとし、昼食やおやつとしてもパンを選んでいる。それでも太らないのは、食べるときの基本ルールがあるから。では、フランス人が実践するパンの食べ方とは、どんなものなのか。

 という記事だった。



 ところが、それに異が唱えられた。

 「細身のパリジェンヌが、カフェでクロワッサン食べてカフェオレ飲んでいる様子がオシャレ」みたいに思われてるけど、実は違うそうだ。

 なんてことない。若い子は、お金ないだけ。働いてて忙しくて休憩もちょっとしかない。だから、日本で時間も金も無い人が吉野家牛丼を掻き込んでいるのと同じ。クロワッサンは「パリジェンヌの吉牛」とまで言われたことがあるそうだ。

 

 そういえば、鄧小平も、仏留学した時にクロワッサンばかり食べていた。

 あのとき水じゃなくミルクが飲めたら背が伸びたのに、と悔いていた。後にその小柄さと活躍ぶりからアメリカで「中国の小さな巨人」と言われた。  そして政治家になり国連に用事でNYに行った帰りに、使い残した米ドルが換金する程ではないので使い切ろうということで、お土産としてクロワッサンを周恩来に買って帰った。周恩来は懐かしいと言って悦んだそうだ。この二人が留学中にパリで出逢ったのが中国にとっても世界にとっても運命だった。

 その象徴がクロワッサンということ。


 そういうことがあったから、中国人は外国に行く。

 そして語学にも熱心で通訳として役立つから、店でも交通機関でも雇っている。この熱心さが日本に欠けている。良い前例が無いためだろう。

 また留学生を受け容れると、後に活躍したら留学先の名も挙がる。だから優秀な外国人留学生に配慮しているのに、それを止めると言い出した。日本人で苦労している学生もいるが、それは費用がかかりすぎるのに公的助成が無いなど、別問題である。その八つ当たりはみっともないし、自国の将来にとっても良くない。


 
 
 
  • 執筆者の写真: 井上靜
    井上靜
  • 2025年7月31日
  • 読了時間: 3分

 れいわ新選組に投票した人が投票先を参政党に変えた人が40万人。

 それくらいの票が流れたことを、当のれいわ新選組の関係者が言っていたらしい。これはれいわ新選組にしてみると衝撃的な事実だろう。

 しかし、れいわ新選組が登場して話題になった時、れいわ新選組が政局を変えると騒いだ雑誌もあったほどで、それが今では参政党になっただけのことだ。どちらも、新しもの好きの日本人の性質に後押しされることよって進出してきたのだから。


 かつてロシアのメディアが論評していた。

 小泉純一郎首相が登場した時、八十パーセント近い高支持率だったけれど、これは小泉首相が過去に自民党から出た歴代の首相としては変わり種だったので、これを新鮮だと受け取った日本人が多かったからだろう、という指摘をした。

 そして日本人も自覚しているとおり、日本人は「熱しやすく冷めやすい」から、日本のマスメディアが「小泉フィーバー」と名付けた熱気も長続きしないと見ていた。またロシアのメディアは他のことも引き合いに出し、オヤツの「ナタデコ」「ティラミス」や、おもちゃの「タマゴッチ」など、一時的に大流行して暫くしたら下火になったのと同じ、ということだと指摘していた。



 演劇では「新国劇」というのがあった。

 外来の演劇に対して日本の伝統的な演劇を国産の劇「国劇」と呼んでいたが、これを革新的な内容にした「新国劇」は一世を風靡したものの、新しさを売りにしていると飽きられて衰退するもので、ついに新国劇は終了となり、その代表的な演目の『国定忠治』が最後の舞台公演となり、その象徴的なセリフ「赤城の山も今宵限り」では演者と観客の双方が涙を流していた。

 これに対して、ひたすら古いものを保っているので目立たなくなっている能や歌舞伎は残っている。

 これと同じことを政治で言えば、主に共産党に対抗して新しい左翼運動ということで「新左翼」が出来たが、この運動は敗北して諸団体ほとんど滅亡か壊滅的だけれど、共産党は目立たなくなっていても存続している。

 

 だから参政党は目新しいから注目された部分が大きい。

 そして、同じ調子で勢力を拡大していくの難しいはずだ。実際に、急伸はしたものの早くも破綻した状態であり、この先も生き延びるためには自民党の極右勢力に擦り寄るしかない。すると、自民党を批判して参政党を支持していた人たちは裏切られたと感じるだろうが、そうでもしないと生き残れないので、必ずそうするはずだ。

 また、飽きられてきたれいわ新選組は、共産党が正気に返って立憲民主党などを見限るとか、社民党に新しい人材が入って活性化するとか、そういうことがあったら衰退の道を辿ることになるはずだ。

 
 
 
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