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​炬火 Die Fackel 

 陸上自衛隊が2020年2月に実施した記者向け勉強会で配布した資料に、「予想される新たな戦いの様相」として、テロやサイバー攻撃と共に「反戦デモ」を例示していた。


 記者から不適切だとの指摘を受け回収し修正。

 資料は公文書管理法に基づく行政文書だが、保存期間を経過する前に誤って廃棄していたことも判明した。

 防衛省が3月30日の衆院外務委員会で、共産党の穀田恵二氏の質問に明らかにした。

 この資料は、陸自の今後の取り組みを紹介するもので、陸上幕僚監部が作成したもの。反戦デモやテロが、武力攻撃に至らない手段で自らの主張を相手に強要する「グレーゾーン」事態に当たるとしていた。


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 むしろ「新たな」の言葉に驚きだ。

 自衛隊は、もとは警察予備隊だったから国民が敵であった。朝鮮戦争に米軍が行くので、それにより手薄になった日本国内で、滞在する米国人を守るために造られた。最初は言わば他衛隊だった。しかし組織が変わって自衛隊になったという次第である。

 ところが、昔からの業務も引き継がれた。それで「治安出動」があり、自衛官の中から「国民を守るのではなく敵視して弾圧の訓練なんて止めるべきだ」と主張したため自衛官を追われた自衛官たちがいた。

 また、『朝雲』などの自衛隊機関紙では、『戦艦ポチョムキン』のオデッサの階段みたいにデモ隊に子供を連れ女性がいても容赦なく銃撃せよと言っていて、これについて「ヒューマニズムの克服」が必要だと説いていたのだ。

 つまり、今も相変わらずということである。「新たな」ではないのだ。

 
 
 
  • 執筆者の写真: 井上靜
    井上靜
  • 2022年3月22日
  • 読了時間: 2分

 かつてNASAが無重力でインクが出るペンを開発した。

 これは圧力でインクが出るから寝そべっていても書けると言われ、日本では「NASAが開発した宇宙ペン」として発売された。この開発費は莫大で、無駄づかいだと指摘された。なぜならロシアの宇宙飛行士は鉛筆で書いたから。

 というのは作り話で、また「宇宙ペン」はフランスかどこかが作ったデコボコでも書ける気圧インクのペンだったが、今ロシア軍は通信機器が緻密でないため戦闘で手こずり長引いていると「軍事に詳しい人の分析」がネット上見受けられ、同じ発想による作り話ではないか。


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 ところでロシア軍機がウクライナ軍施設を打っ飛ばしたと報じられた。

 この攻撃機の前身であるMiG25は、日本では70年代後半(76年?)函館空港に強行着陸して有名である。かつてマッハ3の猛スピードで飛んでいるのがレーダーに映った「衝撃のデビュー」という謎の軍用機だった。しかし姿が詳しく解ったので、早速プラモデルがハセガワ72分の1で発売された。

 このときも、調べたら内部にはまだ真空管が使われているとか、その方が核爆発の電磁衝撃派に強いとか、色々言われた。


 そのソ連軍MiG25戦闘機は、演習中トンズラしたと言われた。

 しかし日本への飛行コースからして不可解だったし、パイロットのベレンコ中尉は米国に亡命したが、その後は密かにソ連と行き来していて、面が割れているのに変だし、もしかしてダブルスパイ・トリプルスパイかと言われた。とにかく今も謎の事件だ。

 そんなことを思い出させる攻撃の報道だった。

 
 
 
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