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​炬火 Die Fackel 

  • 執筆者の写真: 井上靜
    井上靜
  • 2025年1月10日
  • 読了時間: 3分

更新日:2025年1月10日

 中山美穂は楽譜を自分で読み唄っていた。

 これは昨年、中山美穂の死から思い出して話題に取り上げていた。中山美穂は俳優としてテレビドラマに出演する一方で歌手としてヒット曲を出し「みぽりん」の愛称でアイドルとして人気だった。しかし歌唱はしっかりしていて、自分で楽譜を読んで唄っていた。アイドルは楽譜を読めず他人に唄ってもらい憶えることが普通なくらいなのに。

 この話にショックを受けていた女の子がいた話もしていた。その続きである。


 彼女は中山美穂に憧れて芸能を志向していた。

 しかし、アイドルなら楽譜を読めなくて良いと甘く考えていたから、ヒット曲を次々と出している憧れの中山美穂が、その歌を自分で楽譜を読んでいると知って衝撃だった。

 また、彼女には兄がいるけれど、兄は楽譜の読み書きが出来る。これは自分でバイトして楽器を買ったり音楽教室に通ったりしていたからだ。プロになりたいとまでは思ってなくても、好きなことはそれ相当にできるようになろうと努力したのだった。そういうことを一切しない妹だった。



 大学進学でも同じだった。

 彼女は受験勉強を全然やらないから、大学進学できないに決まっていた。高校を卒業したら会社に就職したが、二ヶ月か三ヶ月で辞めてしまう。彼女の兄は家庭の条件が悪い中で頑張って大学進学すると、苦学していた。それを妹はバカにしていた。そんなことしなくても、自分は「お水」でもやれば学費なんて簡単に稼げると威張って言う。仮にそうだとしても他人の悪口を言うものではないし、水商売は客にも同僚にも気を遣う世界であるから、甘く見ている。実際に、やろうとしたけれど直ぐにクビになった。なにより仮に水商売で稼げたとしても、受験勉強しないのでは大学に入れない。

 そして、いわゆるフリーターになって臨時雇いを点々と繰り返すが、この時に同じ高校の女子が正社員として働きながら通信制で単位をとり卒業したので、真似してやってはみたが一単位も取得できず辞めているし、他の女子で高校まで成績が良かったのに大学は不本意な所にしか入れなかった人がいて、それを嘲っていたけれど、この人が大学卒業し就職して苦労しながらも数年後には責任ある仕事を任せられるようになったら、もう嘲ることはできなかった。

 そして兄が大卒になっていることを「いいなあ」と唇を歪めて言っていた。


 これは母親が原因である。

 とてもじゃないがアイドルも水商売も無理なのに、自信過剰に仕向けてしまっていた。どういうわけか、自分の娘を過大評価する母親がいるもので、どう見ても月並みなのに絶世の美女のように娘を見ているし、そうしたければ仕方ないが、誰でも普通にしている努力をさせないというのは、どういうことか。多分、自分がそうだったか、そうであったと勘違いしているか、なのであろう。


 その後、それぞれ独立した。

 すると、家賃を滞納したという苦情の電話が、複数の大家から、つまり引越すたびに、兄にかかってくる。勤務先に問い合わたら、とうに在籍しておらず困ったということだった。仕事が長続きせず、兄の電話番号は、勝手に連絡先にしていたということだ。

 それで電話番号を変えて、一切の連絡を絶ったという。母親のせいだが、すでに年齢から自己責任であるから。 


 
 
 
  • 執筆者の写真: 井上靜
    井上靜
  • 2024年12月14日
  • 読了時間: 3分

更新日:2024年12月14日

 中山美穂が急死、早死にだった。

 伝えられるところによると、その日、仕事に出てこないので、どうしたのかと仕事の関係者が中山美穂さんの自宅のある東京都渋谷区のマンションに訪ねて行ったが、応答が無いので、信頼がある仕事の関係者が合鍵を預かっていたから、それで中に入ったら浴室で倒れており、浴槽の中だったという。

 そして110番通報で来た検視官によりその場で死亡が確認され、また警察による現場検証で侵入者や危害の形跡が無いため病死ではないかと思われたが、後に不慮の事故で溺死したと発表された。


 これで思い出すのはホイットニーヒューストンのことだ。

 自宅の浴槽内で溺死した女性のスターという共通点がある。しかしホイットニーヒューストンは薬物中毒によって気絶してのことだった。これに対しては中山美穂さんは薬をやっていたりしてなかった。ではどんな事故だったのかとなると、周囲の希望で公開しないことにしたという。

 最初、中山美穂さんは病死かと思われ、前にコンサートを開く予定だったのに体調不良で中止していたから、深刻な病気だったのではないかと推測されていた。そうではなかったらしい。



 中山美穂といえば俳優の他に歌手として活躍していた芸能人だった。

 よく、年齢十代のころから、主にテレビドラマへ俳優として出演していた。その一方で歌手としてヒット曲を出し、アイドルとして大人気だった。

 この当時から、自分で楽譜を読んで歌っていたそうだ。よくアイドルには、楽譜を読めないので他人に歌ってもらった録音を聴いて憶える人がいて、この方が主流だった。


 この話を結構、知らない人たちがいる。

 それで、話すと驚いたり感心したりの人が、よくいたものだった。その中に、中山美穂に憧れて芸能に関心を持っていた十代の女の子がいた。この子は、中山美穂がちゃんと楽譜を読めるという話に、ちょっとした衝撃を受けていた。

 あの当時、渋谷などの屋外ステージで、公開による素人参加の大会があると、それに出たことから芸能界から声がかかるかもしれないと出ている人がいて、そのうち女の子には、ヒット曲ということで中山美穂の持ち歌を唄ってみせることが、よく見られた。もちろん、だいたいが、ちゃんとした歌唱ではなく真似であった。

 それと同じ調子だったので、その子に中山美穂は自分で楽譜を読んで歌っているという話をしたら、その子は楽譜が読めなかったので、ほんとうに困惑した様子で、その後、甘く見ていたと自覚したようだった。


 それを久しぶりに思い出した。

 とうてい、よいきっかけではないが。とにかく、それくらい中山美穂は大スターだったのだ。

 
 
 
  • 執筆者の写真: 井上靜
    井上靜
  • 2024年9月16日
  • 読了時間: 2分

 小泉今日子の『あんみつ姫』が時代劇専門チャンネルで放送された。

 そしてキョンキョンこと小泉今日子の可愛らしさが話題だった。今、小泉今日子は「キョンキョンも年とったね」と言われると同時に「それでも可愛らしいね」と言われているので、その彼女がアイドルとして大活躍を始めた17歳の時の主演作だから、見た人たちが「可愛い」と絶叫するように言っていた。



 小泉今日子は確定申告で毒づいてもいた。

 確定申告が馬鹿らしいと言う。小泉今日子は稼いでいる芸能人として知られている。それで税金が高いことを実感し、そのうえで脱税する資本家や政治家の裏金とか不正だらけだから、馬鹿らしいと言いたくもなるだろう。

 それを解からない人たちがいる。


 小泉今日子が政府を批判したから「アカ」と言う人たち。

 そういうのは、うだつが上がらない人が権勢に媚びて弱者を虐げる汚い言葉を吐き憂さ晴らしするネトウヨおよびその体質の人たちである。そして、自分こそ貧乏なのに「パヨクは自分の貧乏を自民党のせいにしている」と滑稽なことを言う。

 これだから、稼いでいる人ゆえ高い税金と不正の問題に実感を持っているということが理解できない。


 前に健康保険税が高すぎるという話をしたことがある。

 小泉今日子のように億単位ではないが、こっちも結構な額を払わされているから、高すぎると実感を持っているのだ。

 これに対して、自分でも高い税金を払っている人から「俺なんか不満を言わずに納めているぞ」と言われたならまだしも、病気で生活保護の人から「政府を批判するなんて悪いことだ」と言われたので、なんと図々しい奴かとあきれた。その病気とは精神病だから、それが原因で滑稽なことを言うのだろうし、これと同じ心理構造がネトウヨにもあるのだろう。

 
 
 
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