- 井上靜

- 2月8日
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山下達郎が浜田省吾について本音を語った。
そういう動画サイトの投稿に絡んで、ある音楽愛好家が述べていた。浜田省吾は山下達郎のようにジャニーズ事務所に媚び売ることはしていない、と。
山下達郎は、あれだけ性暴力が問題になっても商売優先で、ジャニーズ事務所を批判した仕事仲間を追放したり、そういうことする自分のイメージが損なわれたという人には自分の音楽を聴いてもらわなくて結構だと居直っていた。
もとは山下達郎の社会派っぽい歌がきっかけだった。
山下達郎には社会派っぽい歌詞の歌があるけれど、それは社会で起きていることに対して対岸の火事として見ており、自分には無関係という姿勢で貫かれている。これには説得力が乏しく、要するに山下達郎には誠実さが無い。
そういう話が基だった。
この誠実さの点で浜田省吾は違う。
彼は自分のビジネスのみならずチャリティープロジェクトも継続的であり、なにより観客のイメージを損なわないよう努めている。つまり山下達郎とは誠実さが大違いである。
これと直接の関係はないが、ジャニーズ事務所の問題と浜田省吾が少しからむ話が、かつてあった。

浜田省吾は田原俊彦と対談したことがあった。
ある雑誌上でのことだった。ロック歌手の浜田省吾が、大学生の時にやっていたバンド活動の話をしたところ、これに対して田原俊彦は、母子家庭で生活が厳しく大学進学など無理で、大学に行くなんて考えることすら出来なかったくらいだから、それでアイドル歌手になった、と言った。
その後、田原俊彦の全裸写真が流出して週刊誌に修正を入れた形で掲載され騒ぎになった。田原俊彦が全裸で仰向けになっていて、その様子は無理やり服を脱がされてカメラを向けられたようにしか見えなかった。
だから、昔から噂があったように、ジャニーズ事務所が貧困家庭出身の少年を食い物にしているというのは、やはり本当だったと言われた。
この田原俊彦の話を、浜田省吾がどう受け止めたかは知らないが、言われるとおり山下達郎とは誠実さがまるで違っている。


