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​炬火 Die Fackel 

 いま、カルト宗教の規制をしろとの声が一部で高まっている。

 これに対して、例えば橋下徹(元?)弁護士が、法律の規制には慎重であるべきと指摘している。もちろん、彼は実態を詳しく知らずに観念的かつ天邪鬼的に異を唱えていることが、内容から判り、いつものことである。

 ただし、何かあるとすぐに規制と言い出すのも安易である。


 そうした何かが起きた時の雰囲気を悪用する輩がいるものだ。

 そこで濫用の危険について具体的な指摘があっても、そんな輩は「非常時に甘い」とかいう紋切り型の非難を必ずする。直ぐそんなことを言いたがる人たちは大体、異論を唱える者を非国民呼ばわりして集団いじめを焚き付けることを趣味とする嫌らしい性癖の人である。


 実際にオウム事件でも、無関係の破防法が言い出された。

 それでは対策にならないという指摘に対して反論するではなく、反対した者が責任とれという非常識だった。これは、佐々敦之、亀井静香、小林よしのり、井沢元彦、などなど他の発言も常にファッショな人たちだった。やはり相変わらず同調圧力と排除の嫌らしい趣味を発揮してもいた。そんな趣味の人たちを相手に商売して儲けようという意図もあったはずだ。


 原則としては、信教の自由や結社の自由の侵害に悪用されないように慎重さが求められる。

 しかも、はまる人はパチンコがなければ他の博打に金をつぎ込むのと同じで、統一協会がなくても他の宗教にのめり込むものだ。それなのに、パチンコは在日の商売だとヘイトするが、統一協会は自民党とベッタリだから嫌韓なはずの人たちがヘイトの対象にしたがらないので、解りにくくなっている。

 実態は、統一協会が無ければ他の団体、パチンコがなければ他の博打、という性癖の人たちがいるのだ。そういうことだから、団体や遊戯の規制は効果が乏しい。



 まずは政治家が関わってはいけないという方向で規制をすればいいはず。

 また、親が宗教に全財産を寄付しても、子供の医療費や学費が無料なら、安倍元首相は殺されずに済んだはずだ。

 だから規制より、金と組織に頼れば当選しやすい選挙制度を改めたり、親に金が無くても子供は困らない社会制度にしたり、などしたほうが、政治は民主的になり、他の事情で貧困な人も助かる、ということで解決策としては合理的だろう。

 
 
 
  • 執筆者の写真: 井上靜
    井上靜
  • 2022年8月15日
  • 読了時間: 2分

更新日:2022年8月15日

 「広島原爆の日」「長崎原爆の日」「終戦記念日」は、休日ではない。

 「山の日」「海の日」があるけれど、祝日だから休日なので、大勢の犠牲者が出た日や敗戦に関わる日を「祝日」とするのは相応しくないということなのだろう。


 もちろん「終戦」なら勝っても負けても祝したところで奇妙ではない。

 しかし、八月十五日は戦争に勝つのを諦めたと発表しただけで終わってない。だから八月十五日は「敗戦の日」である。戦争は相手が同意しないと終了しない。実際に八月十五日の後も戦闘は続いていて、正式に終わったのは降伏文書の調印があった九月二日である。

 また、戦争に関わった諸外国が終戦としているのも九月二日である。


 朝鮮戦争だって「停戦」である。

 終戦どころか「休戦」でさえない。だから今も米朝が緊張している。互いに戦争継続の力がある状態で一時停止さらに休止としたうえで合意があれば終戦である。そうでなければ片方が無条件降伏となる。

 しかし理解できない日本人が少なくない。これも八月十五日は終戦の日だという政府の負け惜しみプロパガンダの影響だろう。



 記録映画『蟻の兵隊』で主人公の元兵士奥村さんは、靖国神社は「ごまかし」と言う。

 だから靖国神社に行って資料を調べても参拝はしない。そこで一席ぶつ例の小野田元逃亡兵に話しかけ「小野田さん、侵略戦争美化ですか」と言って怒らせるが、これが奥村さんではなく『ゆきゆきて神軍』の奥崎さんだったら殴りかかっただろう。実際に刃物を振り回すのを撮ってと原監督に提案していたそうだ。

 とにかく、まず八月十五日を終戦とするのが「ごまかし」だから、やめるべきだ。

 
 
 

 元自衛官が殺人事件を起こすと、元自衛官は危ないと思われてしまう。

 これは心外だと、よく元自衛官らは言う。もともとの体力や受けた訓練の結果が犯行に反映していることがあり、しかも内容的に暴力が派手で大騒ぎになるから、関連付けられてしまうということである。


 ただ、元自衛官で社会に怨恨の人が起こした事件が何度もある。

 その一つが進学のことであった。



 東京練馬の中村橋交番襲撃事件を起こした元自衛官は、母子家庭だったので高卒後に大学進学せず自衛隊に入っていた。

 東大に入れそうなら勿体無いけれど、そこまでの成績ではないからと。そして家庭が貧乏だったため惨めな思いをしてきたとの思いから、現金輸送車を襲うのに使う拳銃を警官から奪おうとして殺害する事件を起こした。


 池田小学校事件を起こした元自衛官は、名門校を受験したかったけれど親に反対された。

 家庭教師をつけてもらえるのでないと受からないということで。自衛隊に憧れて高校を中退し入隊するが不祥事で辞める。

 さらに財産目当ての結婚をするが嘘がバレて離婚となった。このさい、慰謝料をよこせと要求して弁護士無しで訴訟を起こす。高校中退の素人が、にわかに本を読んで勉強しただけにしては弁護士や司法書士が作成したものと遜色ない書面で、相手方の弁護士は頭のいい男だと感心したと言う。

 その後、就職と結婚に失敗したことで自殺を考え、嫉妬の対象である名門校の児童を殺して死刑になり道連れにする決意をした。


 安倍元首相殺害事件を起こした元自衛官は、偏差値68の高校を出ていたが、家庭の破産で大学進学できなかった。

 母親が統一協会に入り財産を奪われ、悩んだ兄は病気になって自殺する。こんな宗教団体が勝手なことをできるのは政治家と癒着しているからで、その最たる一人である安倍元首相が自宅の近くに選挙演説に来ると知り襲撃した。

 

 これら殺人事件を起こした元自衛官は、社会に対するルサンチマンを抱えていて、その原因として経済的事情から進学を諦めているという事実がある。そして公務員になることにし、自衛隊へ。

 

 つまり、家庭の事情と社会の格差などの問題から進学を諦めた人が自衛隊に入ることがあるから、元自衛官が殺人事件を起こして大騒ぎになるという図式なのだ。


 
 
 
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