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​炬火 Die Fackel 

  • 執筆者の写真: 井上靜
    井上靜
  • 2023年8月25日
  • 読了時間: 2分

 前に医療ジャーナリストの女性から怒られた。

 すごい剣幕で「医療の問題は右か左かの問題じゃない」と。これは川田龍平が左派の支援で議員に当選したのに右派の党に入り不適切だと言ったことに対してだ。川田龍平を支持しているようだった。


 しかし、例えば、最近731部隊に関する資料が発見された。

 日本の医療の諸問題のうち、731部隊の残党が関与していた事件があり、その最たるのは川田龍平も被害者であるHIV汚染薬害であった。

 他にも731部隊と同じ体質が医学界にあったから発生した問題がたくさんある。

 またHIV汚染薬害は政治経済が背景にあるから「構造薬害」と呼ばれ、大きな事件は医師などの個人的な問題ではなく、医学界による「構造暴力」である。そしてこれを右派が歴史修正主義の立場から否定している。ここから川田龍平と小林よしのりの決別にもなった。


 つまり、医療こそ右か左かの問題になっている。

 これを無視または重要性を解らないのなら、政治経済に無知というべきである。しかも、議員は自分がこだわる一点だけで他のことは採決で退席なんて駄目だ。

 

 薬害には自分だって何度も被害に遭って苦労した。

 小学生の時に予防接種が原因で深刻な害を受けたし、また拙書『防衛医大…』(ホームページ参照)で述べた同意のない手術と共に、同意のない輸血や止血の薬により肝炎に感染していた危険があり、他の病院で慎重に検査するなどで心配が尽きなかった。

 それなら薬害の問題を強調している参政党を応援するかというと、それだけでは支持しない。その主張する内容をどう評判するかは別の問題として、仮に一点だけ気に入ったとしても、一つだけでは駄目なのが普通だろう。昔からNHKの放送内容や受信契約などとんでもないと思ってはいたけれど、だからと「NHKから国民を守る党」を支持しないのと同じことである。



 薬害に強い関心があるから参政党を支持すべきだと言われたとする。

 しかし参政党は極右だから他の政策が全く支持できないと言ったところ「右か左かの問題じゃない」と怒った人がいたら、どうだろうか。

 非常識だと受け取る人が圧倒的に多いはずだ。つまり、川田龍平や原口一博を贔屓にしていたり、自分で解る狭い範囲の他はどうでもいいという態度だったり、そういう人だけが「右か左かの問題ではない」と言うのだ。

 
 
 
  • 執筆者の写真: 井上靜
    井上靜
  • 2023年8月23日
  • 読了時間: 2分

 昭和天皇がマッカーサーに対して、国民を案じ「私の一身はどうなろうと構わない」と言ったとされてきた件。

 これは1945年9月27日の会談でのことで、通訳によれば昭和天皇がそう発言した記録は一切ないし、この2日前に天皇は米国記者に開戦責任を東條に転嫁し、自分は平和主義をアピールして自己保身を図っていた。


 この住友陽文氏( 歴史学者・専門は日本近現代史)大阪公立大学教員)の指摘に対して、和田政宗参議院議員が反論していた。

 博士号は取得してないが大学で日本外交史研究を始めたと自称し、これ以来、一次資料等を調査してきたところ昭和天皇から同趣旨の発言が出ていたのは明らかだとする。

 ここで「博士号は取得していないが大学で~」と言っているからには、修士までは取得したという意味になる。しかし彼の最終学歴はが学部卒で、その形跡は見当たらない。

 また、そこで挙げられたのは一次資料ではなく論文で、その内容も、当の発言があったとは言えないという趣旨だった。

 


 この和田政宗議員が平気で無茶苦茶なことを言うのは有名である。

 それで日本酒のCМソングの替え歌で「♪やっぱりバカな~和田政宗」と昔から歌われ揶揄われてきた。

 

 一般的に、何が何でも裕仁天皇はそう言ったと信じる人が多いのは、朝日新聞による刷込みの成果もあるはずだ。

 もちろん当の天皇発言は、新聞によって大々的に喧伝された。ただ、その中でも朝日新聞の天皇擁護に対する執念は並外れたもので、連載漫画『フジ三太郎』でも裕仁天皇がマッカーサー元帥にそう言っている場面を見てきたかのように描き、それに主人公一家をはじめ日本国民全員が日の丸の小旗を振って感謝するのを執拗に繰り返して、こうでないと非国民というファッショそのものの紙面だった。

 この問題は拙書『朝日新聞…』(blog参照)でも取り上げている。


 おそらく和田政宗議員は、朝日新聞の読みすぎなのだろう。それで洗脳され、何を読んでも裕仁天皇は立派だったとしか解釈できなくなったのだろう。

 
 
 
  • 執筆者の写真: 井上靜
    井上靜
  • 2023年8月22日
  • 読了時間: 2分

 日本維新の会こと大阪ヤクザ党が教育をやりたいそうだ。

 学校を潰したり 図書館を減らしたりながら言う。


 しかし読売新聞や吉本興業が、噓で言い包める。

 もともと教育に口出す政治家はヤバい人というのが相場である。解りやすい例が石原慎太郎と、一時は提携した橋下徹である。安倍晋三の内閣でも同様だった。

  もちろん教育に関心がないことは彼らの言動から明らかで、ただ自分の意に沿わない教育職の人間を罰したいという歪んだ欲求と暗い情熱があっただけ。

 

 文教族の海部俊樹など制度を弄くったりはした。

 しかし、やることは偏狭なナショナリズムを教育に持ち込んだことが主だった。これでも三木首相を尊敬しているのかと疑問を持たれたが、三木首相も同類で、その死後に三木夫人が平和に熱心な発言をしているから故人も同じだと誤解されたのだろう。


 かつては「教育臨調」を中曾根首相が唱えた。

 これは人気取りではじめたが、実態は自らのブレーンを集め勝手なこをしただけだった。

 このとき、フィールズ賞の数学者=広中平祐は、教育改革を唱える中曾根首相から意見を訊かれると、こう言った。

 「スペインに優れた学者が少ないのは、フランコ独裁時代に政治家たちは内政にも外交にも口を出せず、仕方がないから教育に口を出したせいだ」

 たしかに、政治家が教育に口を出す時は、政治がファッショなのが相場である。

 
 
 
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