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​炬火 Die Fackel 

  • 執筆者の写真: 井上靜
    井上靜
  • 2023年8月4日
  • 読了時間: 2分

更新日:2023年8月4日

 安倍首相ほど酷いことをした日本の首相は他にいない。

 そう言われて列挙されている蛮行は、ほとんどブッシュJr大統領と同じであった。公的文書を自分に都合が良いように改変する、演説するさい近づけるのは自分の支持者だけ、街頭では野次やプラカードを警察に排除させる、マスコミを懐柔して嘘の報道をさせる、などなど何から何までそっくりだった。

 やはり生い立ちからして似た者同士だからだろう。ブッシュSr大統領も安倍祖父の岸首相も、戦争で多くの人命を奪った責任者であることが同じの、その威光を受けた政治家で、そうでなければ只の不真面目な人で、話せば誤読しまくることなどブッシュJrと安倍晋三は共通している。

 


 バイデン大統領は議員のとき、特にブッシュ父子に迎合していた。

 イラク武力攻撃のために数々のデタラメな情報が捏造されたが、これに翼賛し続けた最たる議員であった。そんな人が今やっている戦争なのに、ブッシュの時には批判した人たちが、同じ出所でデタラメだと判る情報は真に受け、ロシアが一方的に悪いと言っている。

 そもそもレーガン-ブッシュ時代に起きたことが、今のプーチン大統領の行動の原因である。それをマスメディアの上書きによって忘却したか、最初から認識が無かったか、どちらかだろう。


 これだから、自民党政権が続いている。

 かつて、ブッシュが再選するなんてアメリカ人はバカとか言った人たちが、今じゃバイデン大統領は正義でプーチン大統領が悪玉だと言っているのだから無知蒙昧もいい加減にしろということになるのだけど、そんな人たちが自民党政権が続いているのは日本国民がバカだからだと言っていて、何重にも滑稽である。

 
 
 

 維新が自称した「第二自民党」が話題だ。

 アメリカでは民主党が第二共和党だから、いくら大統領が変わっても、戦争ばかりで金持ち優遇で庶民は見捨てるのは変わらない。

 特にオバマ大統領なんて露骨だった。ブッシュ大統領親子とは違ってイラク武力攻撃に反対したから評価されていたけれど、それで何もしないうちに期待のノーベル平和賞だったが、その受賞式のスピーチでブッシュの路線を引き継ぐと表明し、同じ政策をさらに進めた。つまり戦争と貧富の格差拡大である。

 また「オバマケア」と称し米国の健康保険制度の遅れを改善するとしながら製薬会社など医療関連業界の利益ばかりで低所得者は金儲け主義の犠牲になるという惨憺たるものだった。


 法曹にも第二がある。

 その第二東京弁護士会も、東京弁護士会・第一東京弁護士会と中身は同じで、違うのは腐敗弁護士の巣窟と言われるほど不祥事が多いことくらい。その意味では第二自民党を自称する維新と似た者同士だろう。

 昔は人権派の砦と言われていたが、少なくとも今は違うし、もともと如何なものだったのか。


 第二自民党の維新は、共産党に無くなるべきだと侮辱した。

 なんてことない、共産党に不正を暴かれたことがあるのでルサンチマンだろう。そんな恨みはないのに、共産党は無くなるべきだと言っていたのが、高校の同級生の女子であった。なぜなら共産党はKGBを作るからだと笑ってしまう話を真面目に語り、知っているのかと訊いたら本で読んだと言うが、それは『エロイカより愛をこめて』というスパイ物の少女漫画だったから唖然とした。

 こんな「政治女子」は昔からいたもので、これと同じ水準なのが有田芳生である。



 有田芳生は維新を批判した。

 共産党は無くなれなんて「民主主義の否定」といったレヴェルではなくまがいもなくファシズムだとし、「第二自民党宣言」というべき本音の表明だと指摘した。

 そういう自分も「共産党は無くなった方がいい」という趣旨の本を勝手に右翼出版社から出して除名された党員を擁護して「由々しき事」と共産党を誹謗したばかり。有田芳生という人は維新と同じなのだが、それに気づいていない。

 この人の頭の程度も「政治女子」と殆ど変わらない。他の分野でも程度が低くて、それを自分で気づいてないことは前も指摘した通りだ。

 
 
 

 天賦人権論とは、人権とは天が総ての人に与えた権利というべきものであるから総ての人に平等でなければならないという意味だ。

 だから、その最たる命は誰にとっても平等であり、ひき逃げしても国会議員なら大丈夫だなんて、とんでもないこと。

 代ゼミで一番とって東大から大蔵省と自慢するにしては、義務教育の公民すら理解してないから滑稽である。



 しかし国会議員のセンセイだから自分は特別だと思っているのだろう。

 それが判る言動を他にもしていて、国会の質問でも取り上げられたことがある。待望の入閣をして答弁に立つ地位になったからだ。「学歴や職歴は立派だが、それで常に上から目線」と、その態度を問題にされていた。


 これで思い出したのが昔観た宝塚歌劇の『ベルサイユのばら』である。

 ポリニャック夫人は、乗っていた馬車が人にぶつかって死なせたのに、被害者に対して「貴族に平民が謝れというなんて無礼な」とか「文句があったらベルサイユ宮殿に来なさい」とか、横柄な態度である。

 しかし、これは封建時代の話である。

 


 


 
 
 
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