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​炬火 Die Fackel 

  • 執筆者の写真: 井上靜
    井上靜
  • 2025年12月14日
  • 読了時間: 2分

 ナチスは「国民社会主義ドイツ労働者党」の略称である。

 それで勘違いする人たちがいる。「社会主義」「労働者党」と付いているから左派の政党であると。しかし国民(または国家)社会主義であり社会主義ではないし、ドイツ労働者党であって労働者党ではない。だから意味が真逆である。

 そもそも社会主義の労働運動は国際的な連帯を標榜するもので、だから「万国の労働者よ団結せよ」というスローガンを掲げ、労働歌の代表ともいうべきものが「インターナショナル」である。

 

 ところが国民(国家)とドイツが付く。

 ということは、国家主義・国粋主義である。実際にナチスが標榜していたのは排外主義や自国優先主義であった。だから歴史的な評価でも、ナチスは極右の政党とされている。これは今の日本で調子づいている政党とも共通している。

 つまり国民民主党と参政党である。



 国民民主党は、かつて民主党にいた人達だった。

 そしてナチスが社会主義ではななく国民社会主義というのと同じで、民主党ではなく国民民主党と名乗っているし、参政党は「日本人ファースト」と言って排外主義を標榜している。どちらも野党であるが自民党の補完勢力であり、しかも自民党でも良識派の人達なら顔をしかめる露骨な独裁志向である。 

 だから、国民民主党と参政党は極右でナチスと同じである。経済の衰弱で庶民が不安と鬱屈を抱えているところに付け入って支持を集めているのもナチスと同じである。


 さらに、両党を支持する人たちはナチスと同じだと気づいていない。

 かつてドイツでナチスを支持した人達も、そうだった。そして全く同じように口車に乗せられる、という図式である。

 そんな人達の中に、国民民主党と参政党はナチスと違うと言いたくて、国民社会主義ドイツ労働者党は社会主義で労働党だから左派だと勘違いし、真逆の解釈していることに気づかない滑稽なことをするのだ。

 ということは、危険な勢力を馬鹿が支持しているわけだ。

 

 
 
 
  • 執筆者の写真: 井上靜
    井上靜
  • 2025年12月9日
  • 読了時間: 3分

 NHKの新会長が「受信料の下げ止まり」を目指すと表明した。

 これは、不当に高い受信料をもっと強引に取り立てるという宣言である。もともとこれだから「NHKから国民を守る党」が支持を集めていたのだ。

 しかし、この党は屋号のとおりに活動していなかった。建前であって実質は違うという政党なら自由民主党をはじめ他にもあるが、抽象的な理念ではなく具体的に標榜しておいて全く仕事をしていないというのは極めて珍しいことだ。

 そして代表者が逮捕されたけれど、これがNHKを猛批判したため弾圧を受けたということなら頑張っていると評価もできるが、まったく関係ないことであった。


 だからNHKから国民を守る党は信用できない。

 そう最初から言っていた人たちは、NHKに対して批判的な人達だった。高すぎる受信料で庶民を苦しめて、職員たちは仕事に比して非常識に高い給与と贅沢な福利厚生と経費を使っての宴会三昧である実態は、もう何十年も前から指摘されていた。

 ところが、NHKから国民を守る党は、受信料の集金を撃退するために訪問を受けたら撮影することを推奨をしていて、これは委託業者に対してそれなりに効果があるけれど、同党が言う前から色々な人が推奨と実践していることであり特に目新しいことではないし、政治に打って出るなら議会でNHKを問題にするものなのに、そういうことは殆どやっていないに近かった。

 だからNHK問題に関心がある人ほどNHKから国民を守る党を信用できないと言っていたのた。あいつらは言えば受けるから騒いでいるだけだ、と。


 同じことは参政党にも言える。

 薬害の被害者などこの問題に関心があったり、実際に訴訟や啓発の活動をしている人たちは、予防接種の推奨行き過ぎを改めるべきだと参政党が言っているのは受け狙いでしかないから信用できないと言ってきた。

 この問題で参政党を批判している人達には、薬害の問題に無関心だったり医療を妄信していたりの人達が目立つけれど、そんな論外の人たちとは違って薬害を深刻な社会問題と認識している人達は、莫大な利権がからみ厚生官僚の大手製薬会社への天下りがあったりという問題の構造に対して、参政党が政治の場から追及するなんて、あの党の右に曲がりすぎている連中が言っていることからして絶対にあり得ないと確信している。



 NHKも薬害も、本気で追及する政党が無い。

 だからNHKから国民を守る党と参政党が支持を集める。そして、無関心や蒙昧な人達が、NHKから国民を守る党や参政党を批判するものの、それはNHKや厚生労働省や大手製薬会社への擁護になっていて、被害者らを迫害する。これで悦ぶのはNHKや厚生労働省や大手製薬会社である。それで、NHKから国民を守る党や参政党は、NHKや薬害を問題として取り上げているだけマシだと見る人がいる。

 つまり、NHKから国民を守る党や参政党を批判している人たちは、両党を批判しているつもりで支持されるようにしているのだ。しかし、この人たちは、この調子では絶対に気づかないだろう。困ったものである。


 
 
 
  • 執筆者の写真: 井上靜
    井上靜
  • 2025年11月8日
  • 読了時間: 3分

 かつて安倍晋三総理大臣が国会答弁で「私は立法府の長」と答弁した。

 このさい近くに座っていた石破茂(現前総理大臣)が啞然とした顔をしたのがテレビに映っていたから、大いに話題になった。

 このさい安倍首相は、山尾志桜里議員(当時)の質問に対して、そう答えたのだが、そのさい「ちゃんと勉強してください」と言ったから、ますます驚き呆れられた。

 山尾議員は東京大学を出て司法試験に受かって司法修習を受けて検察官をやっていたことがある。これに対して安倍首相は、成蹊大学に付属から入ったから受験勉強をしたことが無いと公言したうえ在学中も遊んでばかりで単位を取らずに金で卒業させてもらったらしいことを、その時の大学の先生が証言していた。

 それでも安倍首相の方が正しければ、学歴にも関わらずということで勉強しろと言っても良いが、そうではなく、法的なことでとんでもない間違った発言をしたのだ。国会答弁で総理大臣が自分の役職を知らないことを堂々と露呈させたのは前代未聞である。さすがは世襲の三世である。


 高市早苗総理大臣も同じである。

 政府が憲法を弄り改変するのは駄目だというのに対し、安倍首相は「私は立法府の長」(本当は行政府の長)だから駄目じゃないと言ったわけだが、それと同様に高市首相も国会答弁で、憲法は権力者の暴走を防ぐためにあるという指摘に対して、その考えを自分はとらないと言っただけでもとんでもない(取るかどうかではなく定義されているのだから選択の余地はない)が、さらに、憲法は権力を与えるものだとまで言った。

 本当は、憲法が権力者の地位の裏付けであり、その地位は国民によって付与(貸与のほうが正確だろう)されたものだから、権力者は国民のために働く義務があるから憲法に従わなければいけない、ということだ。それなのに政府が権力で憲法を都合よく改変するのは、泥棒や詐欺師や強盗が仕事しやすく刑法を変えるも同然である。

 


  高市首相は安倍首相と学歴が違う。

 高市首相は国立の神戸大学を出ているから、安倍首相のように受験勉強せず付属から入って金で卒業とはいかない。国立大学にも不正入試はあるが、高市首相が不正入試とか裏口入学とか言われたり疑惑を持たれたりしたことはない。また、学部が法的な問題とは無関係な理系や芸術系や体育系などでもない。

 ということは、偏差値とか学歴とかは関係ない。憲法を故意に無視するとか従わないとかなら、そう言うべきである。言ってよいことにはならないが、言葉の意味としては通用する。ところが、高市首相は定義を勝手に変えてしまうという、とうてい許されないことをした。

 これは確信犯であろうか。そうでないことは文脈から判る。前に東大の先生が、東大に入る人でも試験だけ要領よく通過しているだけだから本当に中身を解ってはいないので直ぐ忘れてしまう人がよくいると言っていた。だからちゃんと勉強したはずの人でも解ってないことが、全国的にある。それではないか、高市首相も。


 それを言ったら、検察官でも裁判官でも弁護士でも同じ人がいる。

 だからも司法の程度が低いことが原因の冤罪があるし、また、医師にもいるから間違って患者を殺傷してしまう。勉強せず金でというのは昔から医学的が酷いと言われてきた。

 これと同じことが、世襲議員でも、そうでない議員でも、同じようにあるということだろう。実に危ないことだ。

 

 
 
 
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