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​炬火 Die Fackel 

  • 執筆者の写真: 井上靜
    井上靜
  • 2024年7月22日
  • 読了時間: 2分

 蓮舫への攻撃が差別的だから王貞治のことを思い出した。

 王貞治は父親が台湾人で、実家はラーメン屋を営んでいた。少年時代の王貞治が出前の配達をしていたことは子供向けの雑誌にも乗っていた。彼の愛称が「ワンちゃん」なのは、王の発音が中国式だとワンだから。

 それで、片親が日本人ではないとか否定的に言う人がいて、テレビでもやっていたから、なんでことを言うのかと子供心に不当だと感じた思い出がある。



 それで初の国民栄誉賞を受けた。

 そもそも王貞治のために国民栄誉賞は設けられたのが始まりだった。プロ野球選手としての活躍と、努力家ということが子供むけに修身のような語られ方をしていた。

 それなのに、外国籍だったから勲章は不味いが、しかし国として何も讃えないとはいかず、国民栄誉賞が創設されたのだと言われたものだ。東京大空襲で民間人を大量虐殺したルメイ司令官には、戦後、航空自衛隊の設立に協力してくれたからと勲章を与えたのに。


 蓮舫も同じで父親が台湾人だった。

 それで、二重国籍とか当時の法律の問題でしかないのに、まるで本人の不徳の致すところであるかのように騒がれていたのは周知のとおり。

 そして差別的で嫌らしいこき下ろし方が横行していた。


 まったく、日本は相変わらず、ということなのか。

 何十年も経てば、さすがに改善するものだ、というのが甘い見通しだったのかもしれない。


 
 
 
  • 執筆者の写真: 井上靜
    井上靜
  • 2024年7月19日
  • 読了時間: 2分

 もと政治家の田中秀征が朝日新聞で指摘した。

 小選挙区制が政治の劣化を招いたという。この記事を読んだ世田谷区長の保坂展人が、小選挙区制をやめる制度改革をするべきだと主張していた。国民の政治不信が高まっているからこそやるべきで、そうなった裏金問題などの政治の劣化は小選挙区制が主因だから。


 小選挙区制は大失敗だった。

 そう保坂区長が言うのは、前の中選挙区制だった時代の議事録と、近年のものを見比べれば歴然としているからだ。審議時間が短くなり、内容も希薄で、形骸化している。

 また、国会で指摘されても政府が訂正しようとしない。圧倒的な数の力による無敵の閣議決定政治を生み出した。これが不正の土壌となるということ。






 しかし失敗ではなく故意ではないか。

 小選挙区制のプロパガンダを最も熱心に垂れ流したのはテレビ朝日であった。ここで久米宏や福岡政行や田原総一朗といった電波芸者たちが、小選挙区制は中選挙区制より「はるかに優れた制度」と言っていた。政権交代が起きやすいからと。

 まったく逆になっているが、これは結果としてのこととは思えない。


 もともと小選挙区制は「保守永久政権」と改憲のためだった。

 だから何十年も昔から警戒されていた。それを「政権交代があるようにするため」とすり替えて、テレビ朝日が大々的なプロパガンダを流した。

 しかも、それは保守政党と保守政党との政権交代である。同じ中身の党では政権交代しても政策は同じである。しかし、それが良いというのがテレビ朝日でくり返されていた。なぜなら保守と違うのは平和や福祉に関する政策だが、そんな有害無益なことを重視する政党は国会から排除するべきだと明言していた。


 中選挙区制は日本の民意を忠実に議席数へ反映させていた。

 それを変えて、民意から多様性を失わせるために選挙区制を変えた。変えるべきで、なぜなら多様性は有害だから、という露骨なプロパガンダが連日メディアから垂れ流されながら小選挙区制に変えられた。これで「失敗」か。大成功だったのではないか、ファシストにとっては。


 あの当時、テレビ朝日の番組に危険を感じた人は当然いた。

 しかし、気づかない人はもっといた。そこで政治に無知な人たちが「政治改革」と言われて内容も知らないままテレビの乗せられたのだ。

 これに毒されたままの人たちがいることはSNSに反映している。


 
 
 
  • 執筆者の写真: 井上靜
    井上靜
  • 2024年7月16日
  • 読了時間: 2分

 「そのまんま東」こと東国原英夫が蓮舫をこき下ろした。

 おそらく、都知事選挙で当選していたらオベンチャラを言っていたはずだが、そうでなかったから敵方に媚びて悪口を言ったのだろう。しょせん東なんてその程度の男である。

 この東が言うには、蓮舫を嫌いな人が結構いることを、自分は友達だから知っているとのこと。

 これに蓮舫は、東と会ったことはあるが個人的な付き合いは一切ないし連絡先すら知らないとしたうえで、友達なら悪口を言うものなのかと指摘していた。


 まえに知事職を中途で投げ出した男が何を言っているのか。

 しかし、蓮舫を嫌う人がいるのは事実だろう。かつてテレビに出ていた蓮舫は「生意気」と言われて、それが週刊誌に取り上げられていたからだ。なにが生意気なのかというと、自分の見解を明瞭に発言するからだった。これが、タレントの癖に生意気というわけだ。

 これが「政治学者」とか「政治評論家」なら、テレビに出ている輩は大体が御粗末だから当然にして程度が低いとは言われるけれど生意気とは言われない。

 それで蓮舫は政治家になることにした。


 国会議員で大臣まで務めた蓮舫のなにが生意気なのか。

 それは女だから。女性がハッキリもの言うのが嫌いな男性は少なくない。それで男に従順な女の子を好む。自分よりずっと年下の女性を好む男とか、未成年者に手を出すオジサンとか。金で従わせることもある。

 この一人が東国原英夫ということである。その疑惑で警察に呼び出された経験が彼にあるのは周知のとおりである。




 
 
 
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