- 井上靜

- 2024年12月2日
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更新日:2024年12月2日
猪口邦子参議院議員の自宅で火災があり二人が死亡した。
この身元も性別も不明だった死者は、猪口議員の夫と子供のようだと報じられた。猪口議員と、もう一人の子供は外出していて無事だったそうだ。
この事故あるいは事故で猪口議員を忘れている人も思い出したそうだ。
議員を長く務めていて、大臣の経験もあるが、最近は目立った活躍がない。それで勘違いし、いくら国会議員でも無名の一議員のことを大きく取り上げることないと言った人もいた。
そのさい、猪口議員の「変節」を持ち出す人たちもいた。
猪口議員は元学者だった。
そして政治家としては平和志向で進歩的な姿勢で始まったが、そのうち同じ自民党の超国家主義やタカ派の女性議員たちと歩調を合わせたるようになった。統一協会の催しにまで参加していた。まるで、本来の活躍がなくなってくるのに連動しているように。
どういう動機や事情かは不明だが、初期とは明らかに違っていた。だから自宅の火災がきっかけで無関係な政治姿勢が語られたのだ。
朝日新聞の広報にも登場していた。
これは90年代のことで、朝日新聞の組織の上層部にいる人たちに対して、猪口議員は統一協会および影響されたマスコミ人たちと同じように朝日新聞の報道が左寄りだという実態とかけ離れたことを言って批判し、そんな派手な恰好したオバサンに対して朝日新聞のサラリーマン臭いオジサンたちは「それは私たちも反省しているんですよ」と卑屈かつ勝手に同調していた。他の記者や読者など無視という点が最悪だった。

これで朝日新聞は駄目になると確信させる広報だったが、その通りになった。
今では安倍晋三にベッタリの朝日記者が、殺害事件が統一協会との関係というのを意外なことだと公言までするようになった。朝日新聞で筑紫哲也編集委員らが追及したときなど朝日新聞社は凄まじい嫌がらせをうけたが、警察に無視され、挙句に阪神支局衝撃事件があって記者が殺傷されたことにも統一協会の関与があったのではないかと週刊文春などが報じていたのに。
変節した人たちの不可解な悲劇ということ。
それで、一見は無関係な事故あるいは事件なのだが、どうしても思い出してしまうということであった。過去に対する認識がある者にとって、これは当たり前のことだろう。


