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​炬火 Die Fackel 

  • 執筆者の写真: 井上靜
    井上靜
  • 2025年4月3日
  • 読了時間: 3分

 三重県の吉田あやか議員に嫌がらせのメールが三千くらい来たそうだ。

 その中には殺害予告もあったので警察に被害届を出して受理されたが、きちんと捜査するかとなると疑問である。もちろん被害届や告訴状を受付ないのが警察の常道である。埼玉県桶川市の女子大生の殺害事件のように、ストーカー被害を警察は黙殺していた。警察の誰かと犯人との癒着も疑われていた。

 なので、受理しただけ警察の対応はマシだった。野党とはいえ議員であったことも影響したはずであるが。



 防衛医大の件で国を訴えていた時に殺害予告の電話とメールは幾つか来た。

 それで脅迫だからと警察に被害届を出そうとしたが、警察は拒絶したうえ、裁判を取り下げろと迫った。

 この時は、防衛医大の医師たちの間で「こんな手術をしたら裁判沙汰になって当然」と言われて、これをうけて防衛医大の卒業生で既に他の病院に転勤している医師が法廷で証言をすることになるのだけれど、その直前のことだった。

 この医師を、防衛医大=国の訴訟代理人をしている弁護士(元高裁判事で、よく政府筋の仕事を請け負っている人)は、怒らせていた。自分に有利な証言にさせたかったのだろうが、そのさい横柄な態度だったらしい。その医師は「防衛医大の訴訟代理人をしている弁護士の先生は大嫌い。本当に失礼な人です」と言っていた。これを私的なものであるが書面にも書いていた。


 その弁護士は、警察が自分らの側に付いていると嘯いていた。

 だから警察は我々の味方であると脅す意図のようだった。このうえで、問題の医師には「何の落ち度もないことが裁判の途中で明らかになった」という荒唐無稽な前提で、原告の元患者を逮捕するよう警察に告訴までしていたが、その告訴状には法律家として恥ずかしい法的に初歩的な間違いも書かれていて、これでは司法試験どころか学部の卒論でも不可になるお粗末で、全く話にならない内容だった。

 つまり、被告側の大学病院で医師たちが「これでは裁判沙汰も当たり前」と言っていて、卒業生で他の病院に転勤している医師が証言することになったら、その医師に国側の弁護士が働きかけたものの失礼をして怒らせてしまい、その証言になる前に、裁判の途中で医師に何の落ち度もないことが明らかになったと嘘をつき、原告を逮捕するよう警察に訴えた、ということになる。


 ここで殺害予告が来ている。

 そして警察は被害届を拒絶し、ひたすら裁判を取り下げるよう迫ったのだ。生理用品を公共の施設に常設するべきだと言っただけで殺害予告なのだから、国を相手に訴訟を起こしたら当たり前だろう。

 以上、人様の話に便乗して恐縮だが、誰にでも起こりうる話ということである。ついでに、この医療裁判について詳しいことはサイト上部からホームページに行き拙書の紹介から『防衛医大…』の部分を参照して欲しい。



 

 
 
 
  • 執筆者の写真: 井上靜
    井上靜
  • 2025年3月29日
  • 読了時間: 3分

 


 公共施設の女性用便所に生理用品を常備するのは国内外で普通になっている。

 これを受けて共産党の二十代後半の女性議員が、自らの体験から促進を主張した。かつて自民党の議員も促進を主張していた人がいた。

 それなのに、個人的な事情から共産党を憎んでいる四十代の女性が、コンビニ店に行って自分で買えとSNS投稿し、これに便乗するネトウヨが蠢動したのでネットメディアが「炎上」と騒いだ。


 ここへ乱入したのがあの杉田水脈であった。

 生理用品はポーチに入れて自分で持ち歩くものだとし、そう母親から躾けられなかったのか、などと侮辱した。相変わらずなので、早速SNSでは「では杉田水脈の差別や裏金は親の躾けが悪いから」と言われていた。

 それに、もともとその共産党の地方議員の女性は、急なことで困ったという話をしていた。生理は必ず毎月何日頃とはいかない。多い時はポーチに入れておく位では足りない。忙しくて買いに行けないこともあり、他人とくに男性には頼みにくい。

 これを子供や男性が知らないならともかく、成人女性が知らないはずはない。もちろん昔のことになってしまって忘れてしまう女性もいる。杉田水脈くらいの年齢以降の女性には忘却も珍しくない。


 そもそも自分個人のことだけなら公言しない。

 成人の忙しい女性だけでなく、学齢期では親の放置や貧困という問題がある。

 だから、国内外で対応策として公共施設の便所に常備しようということになった。

 

 こういうことに対し頑なに拒絶反応する人達がいる。

 もともと杉田水脈という人は弱者を虐げて強者に媚びることで出世を目論んできた人であるが、それを応援する中には宗教団体がいることも影響している。とくに狂信的でなくても罪悪視するからだ。その意向を受けていなければ、あのように杉田水脈が生理を女性個人の問題に矮小化して社会的な対応を否定したがるわけがない。実際に宗教団体の男尊女卑を受けて杉田水脈議員は「男女平等は反道徳」と発言している。



 あの『キャリー』という小説(二度の映画化)と同じである。

 キャリーの母親は極端な教義を娘に押しつけ、とくに性を罪悪視して娘の初潮も罪であると言っていた。

 これは日本の宗教も同じである。相撲の大会で地元の首長が表彰状を渡すさい、首長が女性だと神聖な土俵を穢すと言って相撲界の人達が拒否反応するが、この調子だから右翼的な宗教団体だと更に極端である。

 このような、生物として当たり前のことを穢れたものとして隠蔽する宗教的発想からすると、それを公的な場に持ち出すことは罪ということになり、公共の便所に生理用品を常備しておくと便利だという人は許せないのだ。

 

 この支持を受けているのが自民党であり、キャリーのママも同然なのだ。 


 
 
 
  • 執筆者の写真: 井上靜
    井上靜
  • 2025年3月14日
  • 読了時間: 2分

 杉田水脈はマスコミと闘うと言った。

 これは性懲りもなく立候補するに当たってのことだ。ほんとうにマスコミと闘っているのは野党である。いつもマスコミが自民党ら与党側の味方をするためあからさまな嘘で貶めているから、これに対抗しないと選挙で当選できない。

 それなのにマスコミと闘うという自民党は、悪いことをして騒がれる身から出た錆なのにマスコミを敵にして自己正当化する。これが常套手段である。


 いい例が中曾根康弘である。

 この元首相は、数々の疑獄事件で名が出ていながら生き延びたが、そうするためには旧友も含めた周囲の人たちに罪を着せて自分が逃亡するという手口を使ってきた。

 そしてマスコミを敵に見せかける。地元の群馬県では「東京の新聞に悪口を書かれた」と言い、それをうけて息子が涙を流しながら「そんな父を助けてください」と絶叫する。この泣き落としに田舎の婆様たちはもらい泣き。

 こんな手口が通用してしまうのだ。


 だから自民党は杉田水脈を田舎から選挙に出した。

 そして今度は、杉田水脈の民族差別発言で誹謗された対象である土地の北海道から立候補させる。これでうまくいけば、差別発言まで正当化できると踏んでいるのだろう。もともと田舎は差別に鈍感だから。そうすれば少数民族対策は無用なのだと言える。そう考えているのだろう。


 もう、こんな手口が通用する社会は変えないといけない。

 

 




 

 
 
 
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