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​炬火 Die Fackel 

  • 執筆者の写真: 井上靜
    井上靜
  • 2021年5月21日
  • 読了時間: 2分

更新日:2021年6月24日

 首都大学東京に勤めるタレント学者の木村草太は、不見識かつ非常識な発言ばかりしている。

 これを指摘すると、まったくその通りという人たちがいるけれど、ツイッターだとネトウヨに分類される人たちの割合が高い。おそらく木村がマスメディアに出て「護憲派」に好都合な発言をするからだろう。

 しかし、護憲派に分類される人でも木村はダメだと言う人たちがいて、それも本業である憲法学でヘボ学者だと言う。


 よく木村はテレビに出演するけれど、テレビが起用したがるのは話す内容より外見の印象である。

 それで、見た感じが俊英という印象を与えるから木村は起用されているにすぎない。木村がテレビで語る内容は、そこらへんを歩いている人たちに片っ端から声をかけて訊ねてみれば、そのうち何人かは同じことを言うはずだ、という程度の水準である。だから、高度な内容を平易な言葉で解かり易く語っているのとは違う。



 なら、木村草太は最近よくテレビに出演する三浦瑠麗と同じなのかというと、それも違う。

 あれでも学者を名乗り大学で教壇に立っていたりするのかと言われるほど、三浦瑠麗の発言は劣悪である。事実誤認はするし、面白おかしくするため荒唐無稽な作り話はするし、ひどいものであるが、ウケ狙いしてなりふり構わずということで説明できる。

 ところが、木村草太は分野に限らず、物事を考える基礎ができていない。いつも、前提となる定義づけを無視するから、次元や位相の異なる問題を同列にしてしまう。これでは、狭い枠の中だけで凌いではいても、少し枠から外れたら途端に支離滅裂となって当然である。


 そして、よく木村草太は、学歴とか地位とか色々と俗な権威に対して服従するべきなのにしない人たちがいてケシカランとしたうえで、なんでそうなるのかと皮肉ではなく本当に解らない様子で宣う。

 だから、ツイッターだと「そりゃあ三浦瑠麗みたいなのがいるからでしょう」というリプライが付くわけだが、三浦より木村の方が深刻である。だいたい納得のいかないことがあったら、それはなぜなのかを自分の頭で考えるものだ。学者でなくても、少なくとも子供でなければ、当たり前のことだ。これができていないアダルトチルドレン木村草太は、知らないことを正直に言うべきところで、自分が解らないことは悪であるとし、これをいつも上から目線で説く。


 つまり、木村草太は三浦瑠麗より劣るのだ。

 
 
 
  • 執筆者の写真: 井上靜
    井上靜
  • 2021年4月26日
  • 読了時間: 2分

更新日:2021年6月23日

 あるネット記事で「院だけ東大」の人が「学歴ロンダリング」と揶揄されているという話題を取り上げていた。

 それで思い出した。



 知り合いの医師で、慶応卒だが公立から受験し現役で入った人がいる。慶応大は、高校で成績が良い人を集めるため学費を安く設定し、その代わり付属の人たちから金を取っているらしい。だから、お坊ちゃまお嬢さま学校といわれるが、大学の学費は安いということだ。

 そして埼玉医大を出た医師が慶応大学をお坊ちゃま大学と言っていたことについて、その慶応卒の医師は、埼玉医大のほうがずっと学費が高いじゃないかと笑っていた。たしかに、私大の医学部は偏差値が低いほど学費は高い。だから慶応医学部が学費最安である。


 また、院だけ東大についても、あんなところ誰でも入れると言う。入試も入学後も、そこに合わせれば良いだけのことで、そうするための雛形を金で買っているだけだと指摘した。

 だから、学部が東大なら受験勉強たくさんしたことになるが、院だけでは偏差値自慢にもならない。そう言って、院だけ東大の人をコケにしていた。


 そういえば、三浦瑠麗という「学者」も、実質は院だけ東大であった。

 前にテレビでTBSの金平キャスターが、外国の人質事件でデタラメ発言した三浦瑠麗という人は、それでも国際政治学者として食っていけて、なぜならマスコミがよく使うからで、そんな事実に基づかない発言を平気でする人を起用する方が問題だと批判した。

 彼女は東大と言っても人気が無い農学部で、そのあと大学院で俄かに政治をかじった人だった。


 ただ、マスコミがウケ狙いのデタラメ発言する人を学者として登用するのは、学部も東大の舛添要一からであった。彼はテレビに出始めた初期、テレビ朝日で共演している大島渚が京大で政治学専攻だったと言うと、自分は東大だと得意になって言っていた。

 これに、同席していた昔有名な左派論客いいだもも(注、本名は飯田桃という男性。東大で三島由紀夫と同期で、もっと成績が良く主席で卒業した)は「今のような差別的な言い方をするなら、私は君の大先輩ということになるが、君が言っていることは飽くまで君独自の意見であって、東大で勉強した成果という水準では到底ない」と厳しく指摘していた。


 こういう指摘をできる人が死んでいなくなったりした後、舛添要一はテレビで宣伝してもらい政界入りし、テレビには同じ局の同じ番組を中心に三浦瑠麗が出るようになったのだ。

 
 
 

更新日:2021年6月23日

 自分が高校二年生の時、体育教師の先輩だという日本体育大学の助教授(当時は准教授という言葉は使われてなかった)が来校して講演したが、このさいオリンピックに出損なった話題が出た。

 これは、モスクワオリンピックを、米国の圧力で日本もボイコットに付き合わされたからだった。スポーツ界の反発は強く、体力や技量の絶頂期であるとか、年齢的に最後の機会だとか、そういう選手たちもいたから当然のことだが、しかし対米従属の日本政府は、補助金の削減で脅して従わせた。

 このトラウマが今もあるらしく、伝染病で困難であろうと何が何でも東京五輪を開催して欲しいと言っている人たちには、モスクワオリンピックに出損なった元選手たちがいる。

その、高校で講演した日体大の先生も、悔しかったらしい。


 ただ、この話題のさい、なにがボイコットの原因かということで、ずいぶんとデタラメなことを日体大のセンセイは言っていたのだ。

 あれは、当時のカーター大統領が、今の米国大統領たちとは違って平和主義だったけれど、その代わり武力を用いず非妥協的な態度をとる方針で、当時ソ連のアフガニスタン侵攻を批判しながら「平和の祭典を、戦争している国で開催するべきではない」と、モスクワオリンピックのボイコットを呼びかけたのだった。

 ところが、そもそもソ連がアフガニスタンに侵攻したのはイスラム勢力の伸長を警戒して傀儡政権を作るためで、あとからあの911事件が起きるとアメリカもアフガニスタンを攻撃していたので皮肉だが、なのに日体大のセンセイは「アフガニスタンの人たちは、発展途上国だから知的水準が低いので、ソ連が共産主義思想を説いても理解できなくて、それなら軍隊を送り込んで占領して勝手にしたらいいだろうと考えたのだ」と言った。

 まったく、ソ連を批判するというより、米国と日本を恨むというより、アフガニスタンを完全にバカにしているというべきトンデモ発言だった。


 しかし、この日体大のセンセイよりひどいのが、青山学院大学の三浦瑠麗センセイである。

 この人はTwitterで、米国が中国に圧力をかけるため北京オリンピックのボイコットを協議していることについて問題にするのはいいが「冷戦中も列強の対立の時代も、平和の祭典として連綿とつづいてきたオリンピックの歴史を覆そうとするとはね」と述べたので、何を勘違いしているのかと呆れられて話題だった。

 まずモスクワオリンピックのボイコットがあり、これに日本は付き合わされ、続けてソ連がロサンゼルスオリンピックをボイコットし返し、ただ中国やユーゴスラヴィアといったソ連と友達であったけど険悪になったり距離を置いていたりの国々は参加していた、という歴史事実がある。これを知らないセンセイがいるのだ。

 もちろん勘違いは誰にでもあるが、それにしても体育ではなく政治学の人としては、お粗末すぎる。

 
 
 
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