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​炬火 Die Fackel 

  • 執筆者の写真: 井上靜
    井上靜
  • 2022年3月23日
  • 読了時間: 2分

 フィリップKディックのSF小説で、デマを流す罪、デマではないことをデマだという罪、デマなのにデマではないという罪、きりがない情報戦と取り締まりが描かれていたが、これは今では現実だ。


 BBCはMI6と癒着して諜報工作していることは世界の常識としてスタンダードとなっているのに、その毎度ヤラセ臭い「報道」を受け売りしている人は、米英コンプレックスで鵜呑みにしている人もいるし、戦争反対ぶって戦争翼賛プロパガンダに乗せられている場合もある。

 それでいて、RTなどはロシア政府のプロパガンダだから信じるなと言う。

 だいたい、ロシアの国策メディアを外国人が参考にしているのは、せっせと流されるロシア政府の見解より、その合間に流れる外国でボツになったネタを拾った情報だ。欧米のマスコミに無視されている欧米の反戦運動についてとか、欧米のメディアではスポンサー企業のため報じられない経済情報とか。





 NHKを批判しながら、それに比べてBBCは素晴らしいと言う人は昔からいるし、朝日新聞や読売新聞は駄目だがワシントンポストやニューヨークタイムズは素晴らしいと賛美している人も昔からいた。

 前にも述べたとおり、あんなのは、産業界が別の業界から政府の仕事を奪うために癒着と汚職をマスコミに告発させただけだったり、戦争で撤退したくなったので秘密文書を漏洩させてマスコミを騒がせたり。それが実態であったことは何十年も昔から指摘されていたのだが、あまりに知らない人がいるので驚いてしまうほどだ。


 今、ウクライナで捕虜になったロシア兵が「私は間違っていた」と言っているとテレビが報じているが、これはかつてイラクで捕虜になったアメリカ兵と同じであるが、あの時は「言わされている」とテレビは言ってイラクを非難していた。

 これが報道の正体である。

 だから、かつて英国でも国営放送が一部で戦争を批判して見せたのと同じように、ロシア国営放送でも戦争反対した人がいたことで、あれは自作自演ではないのかと疑われたりしているのだ。

 
 
 

 「印パ戦争」が昔あった。

 これは簡単に言うと、もともと一つの国だったけれど宗教対立から喧嘩別れしたインドとパキスタンで戦争になったのだった。しかし日本ではインド・パキスタン時にはネパールも一緒になった料理店がある。

 先日、日本にあるロシア料理店に嫌がらせがあり、戦争がらみのようだが、経営者はウクライナ人であった。他にもロシア専門店「赤の広場」にも嫌がらせがあったと報じられていた。

 こんなことをするのは恥知らずの人だが、恥知らずは無知なのが相場である。ただ、今の無知と偏見と差別の原因を作っているのはマスメディアとくにテレビである。



 テレビ朝日が『ニュースステーション』という番組を放送していた。

 この司会者であった久米宏は、番組中に無知丸出しで言った。ロシアでは伝統的に美しい色の象徴として赤というのにも関わらず「ソ連でなくなったのになんで赤の広場なのか」と。

 そこの墓所に葬られた異例のアメリカ人として『世界を揺るがせた十日間』で知られるジャーナリストのジョン-リードがいた。この人の後半生を描いたウォーレン-ビューティ監督主演の『レッズ』が知られているけれど、その当時から「赤の広場」はロシア革命とは無関係であると言われていたのだが。

 もっとも、久米宏はあくまで娯楽番組の司会者であって、ジャーナリストとかニュースキャスターとかではないと自ら言っていたが、そんな人の番組が情報源という人が多い。この番組に中毒したであろう言動をしている人の多さから判ることだ。


 ただ、これはロシアやウクライナの情勢に限らない。

 こうした「基本認識」が、マスメディアはもちろん政党でも欠落している人が多いのだ。一昔前は常識だったことを知らない人が、報道関係者や議員の殆ど。かつてはCIA雑誌と言われた『リーダーズ・ダイジェスト』も普通に載せていたことが、今では「ロシアの宣伝」とされている異常さである。

 前にその『リーダイ』の記事の話をしたらネット上で「で、その情報源は『スプートニク』とw」とやった人がいた。この人は自民党を批判してデモに参加もしたという人だ。よく「ネトウヨ」が、実は『産経』の記事なのに「『朝日』の捏造w」とやらかすのと同じである。だから「反自公ネトウヨ」と言われるのだ。

 この認識方法は内容とパターンからしてテレビとくにテレビ朝日によって作られたと判る。

 
 
 
  • 執筆者の写真: 井上靜
    井上靜
  • 2022年2月23日
  • 読了時間: 2分

 歌手で俳優の西郷輝彦さんが癌で死去したと報じられた。

 かつて建国記念の日で「天皇陛下万歳」の音頭をとっていたが、芸能人はシガラミでやらされることがあるし、後に検察の不正に関して政治的な立場と無関係に問題となったさいのツイッターデモには賛同して参加してもいた。


 西郷輝彦と天皇陛下万歳といえば映画『大日本帝国』が思い出される。

 訃報のさい俳優として代表的な映画出演が『大日本帝国』だという記事もあった。これは建国記念の日の万歳と同時期であった。この映画、内容からすると題名は『大日本帝国の崩壊』が相応しい。ここで西郷輝彦は敗戦を受容れない日本兵役だった。「無条件降伏は敵に寝返った者が勝手にしたことだ。大元帥閣下は援軍を率いて助けに来て下さるはず」と信じて言うが、その大元帥閣下は保身のため東條英機に罪を被せていた。

 その上官役が篠田三郎で、戦地での蛮行を止められなかった罪で銃殺刑台に上がり「天皇陛下万歳」と言って死ぬ前に「天皇陛下、お先に参ります」と叫ぶ。後から天皇も責任をとって死ぬべきと言うセリフである。まったく笠原和夫の脚本が凄過ぎる。



 それなのに嘘を報じたのが朝日新聞である。

 この映画が公開された当時、平和主義者のクリスチャンも戦争に行くと「天皇陛下万歳」と叫んで死ぬから軍国主義の礼賛であるとし、天皇の戦争責任を問題にしていることを隠蔽したのだ。

 ここまでして、戦後も一貫して天皇を擁護してきた朝日新聞ということである。風流夢譚事件で右翼のテロを煽ったのは天声人語であるし、社主の村山家の村山藤子夫人が宮内庁職員から暴力を受けて骨折の重傷を負ったのに記事にできず、宮内庁が相手だと酷い目に遭わされても文句が言えないと週刊新潮から嫌味調で書かれたし、戦争のことで本多勝一記者が記事で天皇にふれると、他の出版社で発行されたものが朝日文庫になると勝手に削除されていたと言っていた。


 そういう体質の新聞である。

 右翼のみなさん、朝日新聞を購読して応援しないといけませんよ。

 
 
 
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