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​炬火 Die Fackel 

 実際に冤罪事件で有ったこと。

 それは、警察に追及をされて無実を主張している人がマスコミの取材に応じ、いかに自分が潔白で警察が間違っているかと訴えたが、記事は犯人視だった。しかも、ずさんな決めつけだった。取材に来た記者は、よく話を聴いてくれたので、まさかと思っていたそうだ。取材に来た人は真面目だったが、それでは駄目だと編集部で言われたらしい。


 こんなことは珍しくない。「たまたま」ではなく、その構造があるからだ。

 そもそもマスメディアでは、予め決められた結論に合わせた取材をさせられ、実際に見たら違うと言っても通用しないのが普通だ。また、他のメディアと違ったら浮いてしまい、虚報とされたり除け者にされたりするから同調する。

 これは小さな事件などでもよくあることだから、戦争のような国の巨大な意識が関与し大手メディアが世界各地に流すなら尚更である。



 今のウクライナ戦争も同じ構造である。

 その現場に行って直接見たと言ってはいても、その記事を発表しているのがアメリカのメディアであれば、当然ながら全く信用できない。これも経験則であるだけでなく具体的に構造が既に明らかとなっているけれど、それより、敵対する国にある大手の戦争翼賛ばかりしているメディアに発表するというだけで疑わないといけない。

 また、今は昔と違い取材も報道も徹底的に管理統制されているから、現場に行ったジャーナリストの話は殆ど信用できない。それに反し中東へ命懸け取材に行く人もいるが、大手マスコミには黙殺されるし、そこで商売している「ジャーナリスト」によって否定される。

 この件は拙書『朝日新聞…』の主要なテーマであった。


 
 
 
  • 執筆者の写真: 井上靜
    井上靜
  • 2022年4月8日
  • 読了時間: 2分

 朝日新聞の人権侵害は昔から酷かった。

 そのさいたるは司法関係だろう。警察の言いなり朝日新聞から「コイツは犯罪者」と決めつける報道をされたことで筆舌に尽くしがたい苦労をした人は知り合いにもいる。まだ読売新聞のほうが警察の言いなりではなかった。過去のことではなく、政権の御用メディアとなってからも、朝日新聞よりはマシである。

 冤罪事件だけではない。医療被害についても読売新聞は記事にすることがあるけれど、朝日新聞は医師会の広報みたいなことばかりしている。


 権力に従い人権侵害してばかり。

 だから、もしかしてウクライナの報道もアメリカから指示されたかもと疑われて当然なのに、反省しない朝日新聞は陰謀論の話で誤魔化す卑劣さである。国際報道では比較的最近に著しいが、朝日新聞はNATO軍記者クラブ幹事とでもいう報道である。また、経済評論家を自称する佐高信は、朝日新聞は経済の記事が駄目だと指摘していた。


 最近の朝日新聞は、取材がいい加減なのが紙面からハッキリ判る。

 これは知り合いの出版社経営者も指摘していた。また知り合いのフリーランス記者は、記者クラブ垂れ流しばかりだから、そういう広報はインターネットで入手簡単になり、これでは新聞が売れなくなくって当たり前だと指摘する。

 


 それにしても酷すぎて、何故だろうかと思う。

 そういえば、朝日新聞は教育問題で、七十年代までは経済格差のため学校教育の機会均等が損なわれていることを深刻な社会問題として報じていたが、八十年代に入ると不平等なんて無くて当人の努力が足りないだけだという紙面傾向になった。

 そして元朝日新聞という人が、選挙に保守リベラルのスタンスで立憲民主党から立候補すると、ポスターに有名進学校から東大に進んだと大書きしていたので、こんなことを自慢するのかと見た人たちが言っていたものだ。

 こういうことも影響しているのかもしれない。

 
 
 
  • 執筆者の写真: 井上靜
    井上靜
  • 2022年3月25日
  • 読了時間: 2分

更新日:2022年3月26日

 ブログを楽して書きたいときに、楽なネタを提供してもらえることがある。


 🇺🇦日仏共同テレビ局France10及川健二

「野党では本当にダメなのか?」(亜紀書房)著者

日仏共同テレビ局France10記者。日本外国特派員協会員・仏ドキュメンタリー映画監督協会員。国立パリ第九大学修士課程。沈礼名はHenri。単著3冊+共著3冊。フランス共和国の大統領・首相・外相・元老議員・国民議会議員・市長・知事・党首・欧州議会議員と対話・取材してきた。記者歴24年。LGBT当事者」


 というツイッターのアカウントは知っていたが、お薦めとか表示されても全く共感できた試しが無いので、それから読まないできたが、すると、こちらがいちおう作っていたアカウントのものを引用リツイートしてきた。それも昨日になって、2013年2月6日のものを。


 「儲けしか考えないと信頼を失い淘汰されるから、市場原理に任せていればいい、とヤマト運輸の社長は言っていた。小泉総理が郵政民営化を叫んでいた当時『ニュースステーション』に出演して久米宏の前でスポンサーであることを利用し電波私物化して」


 上記は番組に自分がインタビューを受けたのが放送されたさいのことだったから、よく憶えていた。

 これを引用リツイートして、以下のとおり記述したのだ。


「ヤマト運輸の小倉昌男会長が郵便事業の民営化を支持したのは、ヤマト運輸が創業時から郵政省にずっと邪魔され続けたから。佐川急便みたいに政界工作をしなかったんだ。だから『郵政省なんていらん』が持論でした。氏の著書『経営学』を読まれたし。郵政民営化は反対ですが郵便事業の民営化は賛成します twitter.com/ruhiginoue/sta…」





 そんなことは、佐高信が昔からよく言っていたこともあり、けっこう良く知られていたことだ。しかも経営者の著書だけでなく美談の漫画まで出ていた。

 また、財界人の自己正当化宣伝本を読めとは滑稽である。

 なにより、ここで問題なのは公共の電波に乗って報道番組でスポンサーの立場を利用し自分の事業の利益に関わる話を説いたこと。しかも、色々な意見が紹介される中の一つとして録画が出たのではなく、スタジオにスポンサー企業の経営者が出て独演会のようにしたのだ。


 これが公私混同で放送法違反にもなるという話だ。報道の仕事をしていたら解りそうな事だが、それを、経営者が自らの正当性を主張する本が出ているから読めぱ解ると言う。

 やはり、元々思っていた通り、まともな報道をする人ではないと確信させられた。

 
 
 
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