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​炬火 Die Fackel 

  • 執筆者の写真: 井上靜
    井上靜
  • 2022年2月25日
  • 読了時間: 2分

 ロシアのプーチン大統領が軍事作戦について説明するテレビを見た。

 ロシア語が聴いても解らないから英語通訳つきで。ここで動画サイトだと英語のコメントに結構あるのが「行けプーチン」とけしかける煽りだった。


 もちろんロシアの手法は米英の昔から今もやっていることの模倣だ.

 それで「いいぞ、プーチン大統領やり返せ」と好戦的な人たちがはしゃいでいるのとは趣が微妙に違い、実際にはアメリカがバイデン大統領になってもシリア攻撃しているなどの態度に対して、威嚇と牽制が意図ではないか。一部の地域でしかないが見せしめにはなる。それに利用されるウクライナは気の毒であるが、ただロシアが占拠・制圧の軍事作戦を展開しているウクライナの地名は、とても有名で、相変わらず重要地点ということだろうか。

 チェルノブイリは「チェルノブイリ原発事故」で、キエフは『展覧会の絵』の「キエフの大門」で、そしてオデッサといえば『戦艦ポチョムキン』の「オデッサの階段」で。



 ウクライナは日本の非核三原則に見習い非核政策をとっていた。

 それは、チェルノブイリ原発事故の被害に対して、ロシアもアメリカも欧州諸国も見放すなかで広島と長崎の市民団体が救援物資や医師を送ってくれたからだ。

 しかしNATO軍のユーゴ攻撃という事件が起きた。このとき日本では、ユーゴから来ていたサッカーの大スターであるストイコビッチ選手が試合中に抗議のパフォーマンスをしたことが話題だった。ウクライナもナチスドイツ軍の攻撃で悲惨な目に遭っているが、その後は軍事大国ソビエト連邦の一員であったから、外国から攻撃される心配は微塵も無かった。それなのに、目と鼻の先のユーゴスラビア連邦がNATO軍に攻撃されて驚き、危機感をもって政策の転換が必要だということになってしまった。非核政策なんて綺麗事だとして。


 すると次にウクライナは、アメリカに誘導されてNATOに加盟という話になった。

 この「寄らば大樹の陰」の態度でポリシー喪失し、ウクライナは今の事態を招いたというべきだ。ロシアは我慢の限界に達していて、アメリカにもう力が無くなっている。「寄らば大樹の陰」というのは安易であり結構むつかしいのだ。

 やはりウクライナは自らの失敗がこの事態を招いたのだ。前にウクライナ人の若い夫婦が、産まれたばかりの子供に死なれて諦めていたのを思い出す。医師の誤りが原因だと判明したが、裁判に訴えて責任を追及するなんて、この国では無理だ。この国の人たちは、自分の国を、自分の力と責任をもって運営できないのだ。これは日本その他の国々でも似たようなものであるが。


 
 
 
  • 執筆者の写真: 井上靜
    井上靜
  • 2021年10月7日
  • 読了時間: 1分

 拉致事件の問題が進展しないのは何故かと言う人がいる。

 それが解らないのは、日本のマスコミのいいかげんな情報を基に、いいかげんに思っているからだ。いかに報道が劣悪でも、ちゃんと考えれば気づく。


 やはり離散家族の問題も、関係者が高齢化していることでは、より深刻である。

 そういうことで共通する問題だから、解決に向けて努力しようと日・韓・朝で一致したが、その隙に米国が付け込むから頓挫したのだ。



 これは、自分が米国人だったらという視点で考えれば理解できる。

 だいたい、自国の覇権と、東洋のちっぽけな国々の一部の国民と、どちらが優先に思えるか、そんなこと自明だろう。


 ところが、マスコミで商売している人たちは、米国を批判しない。

 それでいて、問題の解決を訴えるふりをする。とんでもない偽善者ばかりである。格好つけているだけならまだしも、みんな外国への憎悪と脅威を煽っていて、むしろこちらのほうが商売の主眼である。


 しかし韓・朝ともに現実を直視している。

 これが態度に現れていることは、いいかげんな報道からも解る。ところが日だけ現実が見えていないし、見ようともしない。だから日は韓・朝の態度を非難する。ほんとうは日だけが解っていないのに。解ろうとしないのは、そうしているのが楽だからだろう。

 
 
 
  • 執筆者の写真: 井上靜
    井上靜
  • 2021年8月16日
  • 読了時間: 2分

 アフガニスタンのタリバンが勝利宣言した。

 これによって、かつて偶像崇拝の禁止で世界遺産を爆破したくらいだから、イスラム教原理主義に基づく極端な統治がなお一層強まり、反発が起きていた女性の学問禁止など封建主義も変わらず続くことになるから、その悪影響も懸念されている。


 かつては、こうなることを危惧したロシアがアフガニスタンに傀儡政権を作り、支援するために軍隊を侵攻させた。当時はソビエト連邦だったので、地理的にイスラム勢力がすぐ近くとなり、その波及が気になったのだった。

 これに対して、アメリカがモスクワオリンピックのボイコットを呼びかけ、追従した日本は補助金削減の脅しをかけて、補助金には弱いスポーツ界が屈した。このとき、選手として最盛期だとか最後の機会になりそうだとかの選手たちは悔しがった。このトラウマで、当時の選手だった人たちが、コロナウイルスで死者が出ようと東京オリンピック開催という態度だったのだ。



 その後「911事件」が起きて、犯人が溜まっているらしいアフガニスタンをアメリカが攻撃した。

 結局は同じことをしてしまったアメリカだが、これが失敗というか敗北であった。アメリカは、タリバンやアルカイダといった過激派勢力を討伐すると言いながら、ご都合主義で時には利用したのだ。過激派勢力が暴れると、それを抑え込もうという政府に対して、民主化運動を弾圧したと嘘の宣伝をして軍事介入した。イラク、リビア、シリア、どれもマスメディアを操ってのプロパガンダと共に戦争を仕掛けるという同じ手口だった。


 こうしているうちに、アフガニスタンではタリバンが勝利宣言したのだ。

 これは東南アジアとも共通していて、ベトナム、カンボジア、ミャンマー、どれもアメリカが同じ失敗を繰り返した結果の戦争や混乱だった。

 つまり、また敗北したアメリカということなのだ。


 
 
 
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