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​炬火 Die Fackel 

  • 執筆者の写真: 井上靜
    井上靜
  • 2022年3月4日
  • 読了時間: 2分

 ウクライナがアメリカに誘惑されてロシアが激怒してベラルーシも同調したというだけだと表面的である。

 実は、昔から民族的なわだかまりがあってのことなのだろう。

 このたびロシアに協力しているベラルーシは、かつて白ロシアと名乗っていて、もともと親近感がある間柄だ。けれど、ウクライナのことはもともとロシアもベラルーシも異民族であるし、あまり好きじゃないのが歴史的にも正直なところで、そういうことは絶対に影響しているはずだ。



 地図を見ると、ロシア、ベラルーシ、ウクライナ、ポーランド、ドイツ、と並んでいる。

 けれど、ナチス・ドイツとみんな必死で戦ったが、捕まったユダヤ人や政治犯たちは、ポーランドの強制収容所に送られるさい、ドイツ兵と一緒にウクライナ兵も見張り役しやがったと言っていた。そういう背景もあって尾を引いているはずだ。


 また、チェルノブイリ原発があるウクライナだが、異民族の土地に厄介なものを押し付けた部分がある。

 今さら仏のマクロン政権は原発増設の方針だが、フランスは元々ドーデの『最後の授業』のように仏語か否かの少数派の土地を狙い原発を建設してきた。日本だって福島は「会津の賊軍」の土地だ。


 こうした次第なので、直接のきっかけはアメリカだが、戦争に発展しそうな土壌だった。

 昔から世界各地で、その土地柄をよく知ろうとせずアメリカがちょっかいを出しては悲惨なことになるという連続である。

 
 
 

更新日:2022年3月4日


 ショスタコーヴィチの交響曲第四場は第五番より後から演奏された。

 これは周知のとおり、四番は批判を受けそうだから発表を見合わせ、しばらく日の目を見なかった。そして批判されないよう古典的な形式を意識している五番に対して、四番は形式を意識していないというか意識的に形式を無視している。これが四番と五番の違いだと言われている。

 かつて作家の島田雅彦氏は、人気がある五番より四番が気に入り良く聴いたと言っていた。



 ショスタコーヴィチ交響曲第四番について自分だけだろうかと思うことがある。

 そんなことを思うのは他にいないと言われるかもしれないが、あの『仁義なき戦い』の音楽は、作曲した津島利章がショスタコーヴィチの交響曲第四番に影響されてのことだとしか思えないのだ。何気なく聴いて似ていると思う人は極めて少ないだろうが、第一楽章などあちこちの響きや音型が抗争の場面に響く音楽と酷似していると感じられて仕方ない。


 ところで、かつてカナダに行った時のこと。

 その移民の国柄から世界各地の人たちが来ているのだが、その中でロシア人だけは当時ノーベル平和賞のゴルバチョフ大統領を「最低最悪の政治家」と罵っていた。「ペレストロイカ」とか言って政治改革は結構だが欧米に妥協し過ぎだと怒る。

 だから、その後はプーチン大統領が強行さがウケたのだろう。その延長線上に今の事態があるわけだ。


 もとはウクライナが「ミンスク合意」を順守しないからロシアと険悪になったという指摘がある。

 しかし「もとはと言えば」と言っていたらゴルバチョフが原因だと言うことにもなる。それで『仁義なき戦い』のセリフのように広島弁で言うと「アメリカと、どう話つけるなら。ロシアの喧嘩いうたら、獲るか獲られるかの二つしかあらせんので。いっぺん後手に回ったら、死ぬまで先手はとれんのじゃけ。現にゴルバチョフが恰好つけていたけ、ウクライナまでが獲られてしまったんじゃ」ということではないか。


 とにかくショスタコーヴィチの交響曲第四番が『仁義なき戦い』の音楽の素ネタではないか。

 そうとしか思えないのだが…

 
 
 
  • 執筆者の写真: 井上靜
    井上靜
  • 2022年3月1日
  • 読了時間: 2分

 英BPロシアから事実上撤退との報道。

 他にも、各国がロシアに経済的な圧迫をかけていると報じられているが、もちろん戦争まで仕掛けるなら織り込み済みのことだろう。そもそも、国際協調路線をとり、投資もされているから、友好国になっていると思っていたら隙を見て軍事で攻撃するのが欧米諸国の常套だった。これが最近は露骨である。

 それならば…とロシアは考えたはずだ。


 また、スウェーデンは国是破りウクライナに兵器供与と発表との報道もあった。

 しかし、元々これまでの冷静構造が過去のものとなり、北欧諸国の中立政策は無意味になっていたのだ。そんな中でフィンランドもだが特にスウェーデンは、中立政策のため紛争地に武器を提供すると中立を破ることになるから、大儲けのビッグビジネスチャンスなのに武器輸出の妨げとなり商売に多大な差し障りがあったのだ。

 だから今回の事態を勿怪の幸いで武器輸出の拡大に利用する意図ではないか。



 世界の政治経済に無関心だった人たちが「中立国でさえ…」と言っていて滑稽だ。

 特にスイスはそうだが、フィンランドやスウェーデンなどの「中立」が如何にデタラメかは、昔から指摘されてきたことだ。よほど無関心の人たちしか、そんな建前など信じていまい。

 そんな嘘くさい建前に基づいて訳知り顔で説くのが「海外取材経験豊富ジャーナリスト」であり、相変わらずの劣悪商売だと苦笑させられる。どいつもコイツもということだ。

 もともと、世界の枠組みは変わろうとしてたのだ。世界各国が自ずから変わりたがっていたわけ。それを判っているからロシアは強硬に出たとも考えられる。



 
 
 
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