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​炬火 Die Fackel 

  • 執筆者の写真: 井上靜
    井上靜
  • 2022年2月27日
  • 読了時間: 2分

 今回の事件まで、キエフ、オデッサ、チェルノブイリがロシアだと思っていた日本人は、決して少なくないだろう。

 それくらい無関心だった。


 かつてサッカーのストイコビッチ選手が日本で試合中にNATO軍に抗議のパフォーマンスをした。

 そうしたら「スポーツに政治を持ち込むな」と非難された。日本では欧米寄りの報道ばかりだからだ。今でも、ロシア軍は病院でも攻撃すると非難している「ジャーナリスト」がいるけれど、NATO軍はもっとひどいのに非難しない。こういう商売で一方的な話をする連中ばかりだ。

 これでは、米国に唆されてNATOに加盟するウクライナにロシアが危機感を抱いた事情など理解できない日本人が多くても当然だろう。


 もともとロシアは隣国の政府が敵対的になれば全力で潰しにかかる。

 こんなのは、コロナウイルス感染したら新型肺炎で危ないというのと同じ水準の話だ。それなのに無能なウクライナ大統領の失策で危機を招いた。これに対して「悪いのはロシア」と言っても滑稽だ。ちょうど、大坂が深刻なのは維新の失策であると指摘したら「悪いのはコロナだ」と言うのと同じ滑稽さだ。


 ウクライナ大統領に批判が出ているが当然だ。

 アメリカになびけばロシアに攻撃される恐れは予想できたし、その時アメリカは利用だけして助けない恐れも予想できた。ずさんな政治が原因なのに自分の責任を認めず、国民には抗えと言う。そんな無能で無責任な大統領を選んでしまった国民にも責任はあるが。

 今ウクライナ政府の要人たちが、市民に火炎瓶でロシア軍に立ち向かうよう呼び掛けていると報じられているが、本当にやればノモンハン事件を上回る愚行だし、政府の要人が国民へ国のために死ねと言うことで攻撃を招いた自らの失政を誤魔化しているのだ。

 こういうのを美談のようにしてはいけない。



 ウクライナのゼレンスキー大統領はタレント政治家である。

 元々お笑い芸人だ。いつも政策を詳細に語らず、しかし語りかけるのは上手で、下層労働者や若者の不満をくみ上げて人気取りした。こういうと怒る人がいるだろうが、日本なら山本太郎のようだ。これだから、彼を美化して応援する人たちがいるけれど、そこには危なっかしさを感じる。


 
 
 
  • 執筆者の写真: 井上靜
    井上靜
  • 2022年2月26日
  • 読了時間: 2分

 そもそも「下手打った」のはウクライナ政府だ。

 なぜならアメリカに「登ったらハシゴを外された」わけだから。


 元々ロシアは、隣接する国に非友好的な政権が出来ることへ極めて神経質であることは昔から有名だ。

 しかもプーチン大統領は元KGBである。そこは冷戦時代に、近隣諸国に非友好的な政権が出来たら裏工作で潰す担当部署だった。そのさいクーデターや軍事介入も辞さなかった。プーチン大統領はロシア語の他に英語もドイツ語もペラペラ話していることがあるけれど、それは冷戦の最前線だった東ドイツで働いていたからだ。




 「いっぺん後手に回ったら死ぬまで先手は取れんのじゃけ」

 ヤクザ映画で菅原文太が広島弁で言っていた。プーチン大統領も同じだろう。いくら非難されても予想していたとおりだから平気のはずだ。こういう場合は国の運営もヤクザの抗争と同じで「カッコつけていたら獲られてしまう」だ。


 それでも大丈夫だと言っておいて何もしてくれないアメリカ。

 そんな当たり前の危険を、ウクライナの政府は予見できなかったのだ。ウクライナ政府はアメリカが何とかしてくれると本気で思っていたのか。そんな親切な国じゃないし、今は余裕もないだろう。


 昨日の話題で、ウクライナ人が自国の駄目さを嘆いていたことをとりあげた。

 もともとウクライナはロシアと同様にナチスドイツ軍の攻撃を受けて悲惨な目に遭いながら必死で闘ったのだが、しかし隣のポーランドにある強制収容所にユダヤ人が送られるさい、ドイツ兵と一緒にウクライナ兵も協力して監視をしていたから、同一視したり協力者と見たりのユダヤ人も少なくないらしい。それで色々とウクライナは駄目だと言う評価が出てくるのだ。だから今も駄目だということにもなって当然であろう。


 もっとも、駄目なのは日本も同じだ。

 ウクライナがNATOに加盟なら潰すと言って本当に潰しに出たのを見れば、地元が猛反対でも沖縄に米軍基地の建設を強行する日本に北方四島(南クリル諸島)を渡すはずない。

 それなのに安倍晋三首相は、大金を渡せばプーチン大統領が気を良くして領土問題が解決すると思ったのだ。マヌケもいい加減にしろということだが、そんな人が親の七光りで総理大臣になったうえ長期政権にしていたのだし、今もまだ偉そうにし続けている。

 だからウクライナも日本も駄目なのだ。

 
 
 
  • 執筆者の写真: 井上靜
    井上靜
  • 2022年2月25日
  • 読了時間: 2分

 ロシアのプーチン大統領が軍事作戦について説明するテレビを見た。

 ロシア語が聴いても解らないから英語通訳つきで。ここで動画サイトだと英語のコメントに結構あるのが「行けプーチン」とけしかける煽りだった。


 もちろんロシアの手法は米英の昔から今もやっていることの模倣だ.

 それで「いいぞ、プーチン大統領やり返せ」と好戦的な人たちがはしゃいでいるのとは趣が微妙に違い、実際にはアメリカがバイデン大統領になってもシリア攻撃しているなどの態度に対して、威嚇と牽制が意図ではないか。一部の地域でしかないが見せしめにはなる。それに利用されるウクライナは気の毒であるが、ただロシアが占拠・制圧の軍事作戦を展開しているウクライナの地名は、とても有名で、相変わらず重要地点ということだろうか。

 チェルノブイリは「チェルノブイリ原発事故」で、キエフは『展覧会の絵』の「キエフの大門」で、そしてオデッサといえば『戦艦ポチョムキン』の「オデッサの階段」で。



 ウクライナは日本の非核三原則に見習い非核政策をとっていた。

 それは、チェルノブイリ原発事故の被害に対して、ロシアもアメリカも欧州諸国も見放すなかで広島と長崎の市民団体が救援物資や医師を送ってくれたからだ。

 しかしNATO軍のユーゴ攻撃という事件が起きた。このとき日本では、ユーゴから来ていたサッカーの大スターであるストイコビッチ選手が試合中に抗議のパフォーマンスをしたことが話題だった。ウクライナもナチスドイツ軍の攻撃で悲惨な目に遭っているが、その後は軍事大国ソビエト連邦の一員であったから、外国から攻撃される心配は微塵も無かった。それなのに、目と鼻の先のユーゴスラビア連邦がNATO軍に攻撃されて驚き、危機感をもって政策の転換が必要だということになってしまった。非核政策なんて綺麗事だとして。


 すると次にウクライナは、アメリカに誘導されてNATOに加盟という話になった。

 この「寄らば大樹の陰」の態度でポリシー喪失し、ウクライナは今の事態を招いたというべきだ。ロシアは我慢の限界に達していて、アメリカにもう力が無くなっている。「寄らば大樹の陰」というのは安易であり結構むつかしいのだ。

 やはりウクライナは自らの失敗がこの事態を招いたのだ。前にウクライナ人の若い夫婦が、産まれたばかりの子供に死なれて諦めていたのを思い出す。医師の誤りが原因だと判明したが、裁判に訴えて責任を追及するなんて、この国では無理だ。この国の人たちは、自分の国を、自分の力と責任をもって運営できないのだ。これは日本その他の国々でも似たようなものであるが。


 
 
 
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