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​炬火 Die Fackel 

  • 執筆者の写真: 井上靜
    井上靜
  • 2022年6月1日
  • 読了時間: 3分

 重信房子さんが出所して、周囲は騒然となった。

 もともと、有名人ではあっても公人や芸能人ではない、元受刑者だから、敬称は付けるべきだ。


 彼女は、自分の指揮した組織が事件を起こしたさい、巻き添えになってしまった人達へ謝罪の気持ちを述べたと報じられている。

 しかし、その時に出迎えた娘の重信メイさんは、前から今までも、本当は関係がなかったことまで一緒くたにされた冤罪だと言っていたことも報じられている。


 この点について、逮捕されたさい房子さんは「闘う」と報道記者とカメラのレンズに向かって元気に言っていた。

 そして裁判のさいも主張を展開するため熱心に文書を作成しようという姿勢だった。彼女は病気になっていて、今後は治療に専念するそうだが、それで気弱になっているのか、それとも薬物投与かロボトミー手術で無気力にされてしまったのか、などと考えてしまう。もちろん、長期拘留が人格を変えてしまうことは過去に多くの例がある。


 かつて、北朝鮮に亡命したハイジャック犯たちがインタビューで、重信房子らとの接点が無いと言っていた。

 そもそも「赤軍派」という団体は無い。それぞれ勝手に名乗っていた各集団を総称してのことだ。ちょうど「アルカイダ」という団体が無いのと同じだ。

 あのとき、北朝鮮に亡命した連中は、重信房子一派と一緒にされては不利だと考えたようだが、しかしそのハイジャック犯たちこそタチが悪かった。もともと「北朝鮮による拉致事件」とは、北から南へ偵察に行くため日本人になりすまそうとして、行方不明になっても騒がれない人を連れ去って入れ替わったという、いかにも冷戦を背景にありそうなことだった。なのに、女性が襲われるなど不気味で不可解なことがあって騒がれた。それはハイジャック犯の日本人たちが関与していたからで、この線で警察も捜査していた。



 あのとき「重信房子逮捕」を報じるテレビを見て「このオバサン、若い頃はさぞ美人だったろう」と言った人たちがいる。

 そう言うのは彼女を知らなかった人たちで、彼女は美人だったから男たちが付いて来たと昔から言われていた。また、もっと前に逮捕とは別の件で、娘の方がテレビのインタビューに答えて出ていたのを見た視聴者たちの間で「やはり重信房子の娘だから美人だ」と言われていた。

 機会があってメイさんに他人を介して会い、そのさい、放送当時は外国にいたそうだから視聴者の反応を伝えたら、彼女は恐縮したようだった。


 あと、重信房子が密かに帰国していたさい匿うのに協力していた医師がいて、刑事で有罪になったから医師免許を剥奪された。

 法律ではそうでも、政治的な問題だから医学とは無関係である。一方では医師にあるまじきことをして人を傷つけたり殺めたりを繰り返している医師は、免許を剝奪されない。それどころか、だからこの医者は危ないので気を付けろと言うと「名誉毀損だ」「業務妨害だ」と言って逆切れし、それを直接雇われた弁護士が仕事で言うだけでなく、弁護士会まで同調し、人命より金儲けが優先という態度をとるから、マスコミも報道するさい困ってしまったり委縮してしまったり、なのだ。

 さて、何を以って犯罪と言えるのだろうか。むしろ赤軍派より悪い集団が合法的に偉そうにしてないか。

 
 
 
  • 執筆者の写真: 井上靜
    井上靜
  • 2022年5月28日
  • 読了時間: 2分

更新日:2022年5月28日

 自民党は軍事費ばかり増やし教育費を削減していて将来に禍根だと共産党の議員たちが批判している。

 国を守るには知恵が要るから軍事より先ず教育だ、というのは戦争を防ぐためにも、戦争するにしても、同じことだ。

 まず戦争で負けないためには軍事や政治の技術が必要で、だから例えば北朝鮮は兵役を廃止して若い者は勉強しろという方針に転換している。だからその一環として兵器の開発と実験をしているのである。

 また戦争を未然に防止するためには政治・経済・外交に長けている必要があるため、教育が大切だ。これを実行しているのは軍隊を捨てた国コスタリカである。自前の武力を保持しないで周囲の国々に依頼をし、その代わりに周囲の国々が避けている難民などの問題を引き受けるなどの取引をしているけれど、これを続けるのは大変なので、その知力を国民が持つよう教育に力を入れている。


 これらとフィンランドも同じ方針だったが失敗した。

 だからNATOに加盟する。ようするにフィンランドは国民がバカになっただけで、そのことをロシアのせいにして誤魔化しているのだ。




 そういうことは20年近く前にフィンランドの人たちから直接に聴いていた。

 その一人であるフィンランド女性は、当時21歳というけれど二十代後半に見えて、鯖読んでいるのではなくヨーロッパの人はだいたいそんな感じだ。

 それはともかく、彼女は英語のほうがフィンランド語より堪能で、なぜならフィンランドは人口が少なく、そのうえフィンランド語は変化形が厄介だから外国人が憶えてくれず、そうなると話せる人が乏しいから、みんな英語の方に熱心だそうだ。そして音楽も英語の歌にばかり詳しく『交響詩フィンランディア』って何?とまで言っていた。

 あと、フィンランドの人は、東洋人に偏見を持っている人が西欧より多いのではないか。


 もともとフィンランドは西欧や米国にすりよっていた。

 それを知らずイノセントであると、フィンランドの政府は首相らが若い女性であるというだけで何か凄いことのように思い込む。

 そんなのは、北欧の一部が、福祉国家をやめて新自由主義になり、中立国をやめてNATO加盟する、そのためのイメージ宣伝にすぎない。こんなことは何十年も前からの動きがあったのだから、知らない人は俄な関心しか持っていない人だ。

 これは新聞記者も同じで、やはりマスコミが斜陽産業だから本当に熱心な人はマスメディアに来なくなったという証明だ。

 


 
 
 

 ウクライナ情勢でもそうだが、もともと戦争が始まってからの報道は作為的であるのが当たり前だから、その部分に対して違和感を覚えるもので、これは外交史や国際問題に元から興味を持ってきた人なら当たり前のことだ。

 ところが、興味を持たないできた俄な関心だけの人たちは無感覚でいるから、報道されていることに対して、有り得ないだろうとか、操作されているはずだとか、気が付いたり疑ったりできない。それだから、そこに便乗する芸能人が、人気商売ゆえマスメディアを意識しながら恰好つけていることにも、気付くことができない。



 そんな人たちは、まさにイノセントであるから、マスコミが騒いで讃えると真に受ける。

 今その最たるのは、フィンランドの政府は首相らが若い女性であるというだけで何か凄いことのように思い込むことだ。

 あれは北欧の一部が、福祉国家をやめて新自由主義になり、中立国をやめてNATO加盟する、そのためのイメージ宣伝にすぎない。何十年も前からの動きがあり、その時期が到来したのだ。



 いくら、自民党の田舎臭い老人たちを見て辟易していても、だ。

 その代わりにと「イケメン吉村知事」とかマスメディアが騒いでいれば怪しいと思うものだが、思えない人がそれ相当にいる。

 それだからこそ、やっていることなのだが、そういうことを普段は批判している人たちが、外国のことになると、同じメディアが同じ大企業の紐付きでやっていることなのに、なぜか真に受けてしまうのだから、おそらく先に指摘したように、しょせんは俄な関心の人、ということなのだろう。

 
 
 
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