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​炬火 Die Fackel 

  • 執筆者の写真: 井上靜
    井上靜
  • 6月11日
  • 読了時間: 2分

更新日:6月11日

 生活保護の申請に福祉事務所は、あれこれ難癖をつけて申請させない。

 これは「水際作戦」と皮肉られているが、生活保護だけではない。例えば警察が被害届を受け取らない。これこそ「水際作戦」の最たるもので、生活保護の申請どころではない。

 だから、女性がストーカー被害を受けても、被害届を受け取らず、その挙句に女性が殺害された事件まであった。


 あの深田萌絵さんが被害届を警察に受け取らせたと言っている。

 なかなか受け取らないので、女性たちを引き連れて押しかけて、いちおう受け取らせらたらしい。そして、他にも被害届を出したい女性がいるけれど、それは受け取らないと警察が言うので、女性たちは自分で受け取らせるまで頑張ると言っているそうだ。

 もちろん、不適切な被害届もあるが、それは後で調べれば判ることだから、あらかじめ受け取らないという対応をしてはいけないはずだ。

 また、警察は社会的地位によって依怙贔屓することがあるし、違法な別件逮捕をするため強引に「被害者」に届けを出させることがあるのも周知のとおり。


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 生活保護には、よく、共産党の議員や職員が同行する。

 それによって申請を受理することがある。当人だけだから、なんだかんだ言って追い払う。それで、同行する人がいると対応が変わる。これに対して役所の福祉部署が「共産党のせいで生活保護の申請を受理することになった」と愚痴ることがある。それくらい不当に、困窮する人を追い返してしまうのが当たり前ということだ。

 ところが、警察に届出をすることになると、共産党は拒絶する。警察を怖がっているからだ。昔の共産党は、そんな弱々しくなかった。警察権力の迫害と死傷者も出しながら闘ってきたのに、その記憶が薄れ、すっかり虚弱体質となったのだ。


 他の党派も同じである。

 やはり権力は怖い。しかも警察は他の役所と違って実力行使をする機関である。選挙で妨害されては死活問題である。これを前に山本太郎議員がやられて、その場で警察に強く抗議していたけれど、こういうことを日常的にやられていては萎縮もする。もちろん、自民党がやられることは絶対にない。

 ただ、共産党が、困っている人のためにすることと言えば生活保護を受けられるようにすることくらい、という実態を見ると、そこまで共産党が弱くなってしまったかと哀しい気分になる。

 
 
 
  • 執筆者の写真: 井上靜
    井上靜
  • 6月3日
  • 読了時間: 2分

更新日:6月3日

 八王子市議会議員選挙に立候補するという深田萌絵さんが自民党の萩生田さんから刑事告訴されたと言っている

 深田さんは今時の表現でインフルエンサーのような存在位置である。そして萩生田さんの裏金とか統一協会との関わりとかを追及していた。それで危機感を抱いたから妨害のために刑事告訴された、と深田さんはユーチューブなどで発信している。


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 警察に呼ばれたけれど行くなと元警官に注意されたそうだ。

 任意で事情聴取すると言っておいて、出向いた逮捕するつもりだから。そんなことがあるのかと言う人もいるが、これは常套手段である。

 なぜなら、逮捕するには令状が要るけれど、呼び出して来たところで逮捕するのは簡単だからだ。弾圧のため内乱罪などを適応しようとしている、と深田さんは見ている。それは大袈裟だし、警察としても実施が困難だという指摘がある。だから逮捕状は無理だから、逮捕状なしで逮捕するのだろう。もし、やるとすれば。


 まず、任意で呼び出して事情聴取したいと言う。

 そして、問い詰めたらゲロったことにしてしまい、自白しようとすまいと関係なく、そうだということにして緊急逮捕する。返したら逃亡や証拠隠滅の恐れがあるということにして。これなら、逮捕令状の請求をするには疎明が困難な事件でも、令状なしで逮捕できる。

 そこから、逮捕状より緩い家宅捜索の令状を取ってガサ入れし、都合の良いものがあれば押収し、無ければ自宅や事務所をかき回して物を散らかしたり壊したり業務妨害の嫌がらせをする。

 こういう次第だろう。


 これは、自分もやられたことがある。

 警察署に出向いた時も、自宅に警官が押しかけてきた時も、逮捕はされなかったが、殴られたり物品を壊されたりした。

 これを法的に追及すると、弁護士とその家族が同じことをされるので、それを知っている弁護士は相談されると逃げる。あの人と関わりを持たないほうがいいと周囲に言うことまである。意思も知恵も弱い弁護士が多いから仕方がない。まず自分がシッカリすることだ。

 深田さんはシッカリしている人らしいから、戦えるかも知れない。

 
 
 

 大川原化工機の冤罪事件は、政治的な背景から生贄にするため経営者を逮捕し、病気で治療が必要なのに保釈を認めず死なせたという残忍さ極まる権力犯罪だった。

 それでも強引に起訴に持ち込んだ狂気の冷血女は非を認めていない。担当した警察官たちも昇進している。

 しかし、出世亡者にとって痛む良心など無いものだ。


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 ここで裁判官の責任が問われている。

 その損害賠償請求訴訟の判決で、一審も二審も遺族らの請求を認めたうえ、さらに事件そのものが捏造だったという指摘がされている。関与した警官の中からも捏造だと認める発言が出ている。手柄にしたい欲だったのだろうと。

 しかし、あの岡口基一もと裁判官は指摘していた。逮捕したのも、拘留したのも、保釈をしなかったのも、裁判所である、と。

 たしかに、逮捕するには令状を裁判所が発行する必要があり、裁判所が逮捕状の請求を退ければ逮捕はできなかった。また拘留に裁判所が駄目出しするか保釈の申請を認めるかすれば、病気の治療を受けられたから、あんなふうに死ぬことはなかった。


 警察・検察による人権侵害は裁判所が止められる。

 それが主要な仕事である。しかし、損害賠償請求訴訟の判決で、捜査の違法性や事件が捏造であることは認めたけれど、裁判所の対応は断罪していない。

 もともと、身内に甘いのはどこも同じだが、裁判所は酷くて醜い。時には、令状の申請を拒絶しないどころか、令状が必要なのに令状なく警察・検察が人権侵害しても、そのことで賠償請求訴訟になったら、在りもしない令状があったように捏造話を判決文に書くことまでする。


 それを追及している一つが、東京地方裁判所の飛澤知行裁判官を糾弾する訴訟である。

 すると、これまた悪名高い大須賀寛之裁判官が庇い、判決文を無関係な話で埋めるよう縷々述べ肝心の問題には全く言及しない始末。

 この控訴審が、そう遠くない日時未定で始まるから、その時はまた傍聴に来て欲しい。

 
 
 
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