- 井上靜

- 2023年5月3日
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ある弁護士が先日、問題にしていた。
憲法36条で「公務員による拷問及び残虐な刑罰は、絶対にこれを禁ずる。」
これが自民党の改憲案では「公務員による拷問及び残虐な刑罰は、禁止する」に変わっていて「絶対に」が削除されているから場合によっては拷問して良いことになる。
これで思い出すのが『動物農場』だ。
酒浸りの農場主を動物たちが追放して「動物農場」と称し自主運営する。ここで「動物は動物を殺さない」というスローガンを掲げて協力する。
ところが、このスローガンに「故なく」と書き加えられてしまう。

これはナポレオンという名の豚の悪計であった。
暴力によって仲間を弾圧し、好き勝手に、自分と取り巻きだけで良い思いをできるようにするためだ。ナポレオンとは革命の英雄が独裁者になってしまう象徴のように言われるボナパルトから取って付けた名で、仲間を粛清する様子はスターリンを意識している。
ただ、実際のナポレオンとスターリンがしたこととは違っていて、『動物農場』の描き方は単純で陳腐だから寓話とか風刺とかにしては出来が悪い。
それはともかく…
ようするに自民党は日本を動物農場にしたいのだ。
これは秘密に書かれた内部文書ではなく、堂々と発表したものに書いてあることだ。おそらく、違いの意味が解らない人が相当にいると踏んでいるのだろう。
あと、今時そんなことあり得ないと言う人たちもいる。例えば片山さつき議員とか。今時ひき逃げなんてあり得ないと言うような軽い感覚で。

しかし、アメリカの記録映画『RBG』の中でルース-ベイダー-ギンズバーグ最高裁判事が言った「雨が止んだからと傘を捨ててよいことにならない」の方こそ肝に銘じるべきではないか。


