top of page

​炬火 Die Fackel 

  • 執筆者の写真: 井上靜
    井上靜
  • 2023年8月7日
  • 読了時間: 2分

 元自衛官の五ノ井里奈さん法廷で倒れる。

 この報道に驚いた人たちが多い。これは自衛隊内部での強制わいせつ罪に問われた元隊員3被告の第2回公判でのことだった。

 福島地裁の法廷で被告の元上司への証人尋問中に、被害者参加人として法廷にいた五ノ井さんは体の具合が良くないことを訴えたうえで倒れた。裁判は一時休廷となり、五ノ井さんは病院に搬送されたということだ。



 医療裁判では、よくあること。

 その証言のさい、忌まわしいことを思い出し気分が悪くなってしまうからだ。しかも、加害者の側は自分の行為を正当化するために、故意または結果として被害者を貶める。わざと嫌らしいことを言う加害者側の弁護士がいるし、直接は言ってなくても結果そういう意味になってしまうこともある。

 これは性犯罪と似ている。それで同様のことになるのだろう。


 また、加害者側が嘲り笑うことがある。

 とくに防衛医大のような国丸抱えの大きなところは、その訴訟代理人が正に虎の威を借りる狐の態度で凄まじい侮辱をし、これに挑発されて感情的になると粗暴な性格だと罵り、気分が悪くなって倒れそうになったりすると仮病だ狂言だと喚き、さらに人格攻撃に移るものだ。


 しかもインターネットで誹謗中傷が始まる。

 その違法な発信に発信者情報開示請求すると、権力に擦り寄る裁判官が横から割り込み潰してしまい、いやなら訴訟を取り下げろと迫る。こんなことばかりしている裁判官のことは既に告発した通りである。

 つまり、精神的打撃を受けたところへ付け込んで傷口に塩を摩り込むようにする拷問で諦めさせようと迫るのだ。

 

 ほんとうに、この国の上層部には人間の屑ばかりいるのだ。

 
 
 
  • 執筆者の写真: 井上靜
    井上靜
  • 2023年8月1日
  • 読了時間: 2分

 『火垂るの墓』のアニメ化を原作者の野坂昭如は観ていないと言っていた。

 このアニメ化では、西宮のおばさんが只の意地悪にしか見えない描き方であった。小説と違って背景を詳しく説明するわけにはいかないのが映画である。

 だからなのか、かつて松嶋菜々子が西宮のおばさんに扮したドラマでは、その動機が解かり易くなる場面を加える脚色をしていて、しかもそれは戦争批判がより強まる内容だった。


 西宮のおばさんは、夫が戦死した知らせを受けて泣いていたが、それを励ますつもりで清太は、国に命を捧げたのは立派なことなのだから悲しんではいけないと説教してしまい、おばさんは激怒、嫌がっているのを引きずるように連れて行かれて虫けら同然に殺されたんだと言うと、そんなことは非国民の言うことだと清太は批判する。これで決定的に、おばさんの態度が変わるという脚色だった。



 さて、松嶋菜々子のデビュー作は連続ドラマ『ひまわり』であった。

 これは始まるさい『♫君が〜跳んだ〜水たまり〜へと、夏の~…』と山下達郎が歌っていた。

 この松嶋菜々子が司法修習生の主人公を演じたドラマの当時、自分は医療訴訟の初期で、弁護士に女性の司法修習生が付いていた。彼女は『ひまわり』観ていると言ってた。

 彼女は拙陳述書を読んで医学部の図書館で関係する文献の複写をして来てくれたが、完璧だったので同じ法律事務所のベテラン弁護士が「優秀だな」と感心した。

 主任弁護士は、陳述書がシッカリしていたと言い、書けない依頼人が多いから、書ける依頼人は助かるとしながらも、読んだだけで医学文献を調べた司法修習生は凄いと褒めていた。

 極めて難しい医療訴訟で勝訴しマスコミから取材という結果に、彼女の貢献度は高かった。その後、主任弁護士に紹介された法律事務所に就職した。


 松嶋菜々子と山下達郎のことで懐かしいことを思い出した。

 
 
 
  • 執筆者の写真: 井上靜
    井上靜
  • 2023年7月21日
  • 読了時間: 2分

更新日:2023年7月21日

 れいわ新選組の大石議員に名誉毀損で倍賞命令の判決。

 これは元TBS支局長で強姦魔・レイプマンとして有名になった人の態度を、同議員が批判したことで訴えられたものだった。そして、嘘偽は無いが激しい侮辱があったとして、請求金額に比して少ないものの22万円の慰謝料を払えということだ。

 なにかというと「クソ野郎」という俗語があったことくらいの根拠らしい。


 つまり、言葉尻を捉えて事実でも名誉毀損という嫌らしい判決。

 ただし、誰が被告であっても常に同じならまだしもである。ところが実際は、権力に近い者なら汚い言葉でも許されるというのが、日本の裁判なのだ。

 しつこく前からここで指摘してきたとおり、日本の司法には「法の下の平等」がないのだ。だから法廷で堂々と「こちとら政府に近い立場だからヨロシク」という言葉が飛んでいるのだ。

 また、汚い言葉といえば、裁判官が差別用語を書面に書いたことがあり、こういう場合は法務局の人権擁護委員会に訴えるものだが、すると相手が裁判官なので勧告できないと言う。もちろん、これでも裁判官なのか、それ以前に大人の良識があるのか、という酷さで、それは解っていても地位がある人は特別扱いなのだと人権擁護委員も嘆く。



 「クソ野郎」なんて漫画や映画の題名にもなっている。

 場合によっては悪口だが、罵倒後としても大したことが無いというのが社会一般の感覚であろうし、法的に問題がないのは常識だろう。少なくとも差別用語ではない。

 もちろん被告が反政権の議員だから、政権ベッタリ記者に味方したのだろうが、あと同議員は国会質問で冤罪の問題を厳しく追及したので裁判官は反感をもっていたはず。よくあることで、露骨に法廷で口にする裁判官も少なくない。

 これが怖くて最近は共産党と系列の弁護士は委縮している。この点では大石議員の方が立派だ。社民党の福島瑞穂議員も弁護士だった立場から質問していた。彼女たちに比べていかに共産党の議員および系列法律事務所の弁護士たちが自己保身や無知無関心であるかという実態は、ここで前に何度か指摘したとおりである。

 
 
 
  • twitter

©2020 by 井上靜。Wix.com で作成されました。

bottom of page