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  • 執筆者の写真井上靜

ヤクルト高津の「私、脱いでも凄いんです」

更新日:2021年11月25日

しっ

 今、プロ野球の日本シリーズが開催されている。

 ヤクルトスワローズの高津監督は、かつてシンカーを得意とするセーブの投手として活躍していた。93年の日本シリーズ最終戦では、当時圧倒的に強かった西武ライオンズ最後の打者で強打者-鈴木を空振り三振にし、これでヤクルトスワローズが日本一になったことが印象に残っている人も多いだろう。

 

 この時、西武ライオンズの森監督と、ヤクルトスワローズの野村監督は、元名捕手同士の対決らしく、監督としての采配が詰将棋の名人戦みたいで面白いと言われた。

 このあとヤクルトスワローズは、古田捕手が南海ホークス時代の野村監督のように兼任で監督をしたり、ヤクルトスワローズ初優勝当時の主力選手だった若松監督になったりで、そのあと高津監督になった。


 この高津監督は、投手の当時、テレビで視聴者を笑わせる発言をしていた。

 高津投手が言ったのは、スポーツ選手としてトレーニングで身体を造っていることについて、しっかり鍛えている自負があり、それは服を脱いで見せれば納得であるはずだ、という意味だった。



 この当時、テレビで放送していたエステの宣伝が話題になっていた。若い女性が会社の面接で、年配の管理職っぽい女性から「あなた美人ね。顔だけで世の中を渡っていけると思っているんじゃない」と、よくある意地悪な調子で言われたから「はい、思っています」と居直ったうえで「私、脱いでも凄いんです」と言う。これを演じた女性はインタビューで、話題になったことで、よく「ほんとうに脱いでも凄いんですか」と訊かれるようになってしまったと言って笑っていた。つまり女性の身体のプロポーションのことだった。


 それを高津投手は真似て「私、脱いでも凄いんです」と言ったのだった。



 この、当時話題のCМとトレーニングをひっかけての冗談も可笑しかったが、堅物で糞真面目かと思っていた高津投手に意外とオチャメな面がある意外さが面白かったのだった。

 ということで、野球そのものとは直接の関係がない話題であった。 


 追記

 その後から、高津監督は陽気な人と知った。歌真似はもちろん、『ニュース23』に出た時など背広着て筑紫哲也の真似して「こんばんは、高津哲也です」と言って代わりにニュースを読んだり、かなり愉快なことをしていたのを記憶している。

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