ハロウィンも恵方巻もクリスマスも初詣も
- 井上靜
- 2022年11月4日
- 読了時間: 2分
ハロウィンを最初に知ったのはジョン-カーペンター監督のサスペンス映画という人もいるだろう。これは自分も、そうだった。
この映画の影響で『13日の金曜日』など、低予算で見せ場を作るため怖いだけでなく殺されるのが不道徳で奔放な若者たちだからザマミロという気にちょっとなる映画が量産されたのだった。
この映画の字幕スーパーでは「万聖節」だったが、今ではほとんど通じない言葉になったらしい。学校の英語で、漢字だと手間がかかるからカタカタにしておけと教師に言われた。試験では時間との闘いになることもあるから。こういう事情もあるだろう。

それにしても、ハロウィンのバカ騒ぎ、大量廃棄される売れ残り恵方巻、などなど誰かが金儲けのネタにしようと企んだのが元々だ。
そして、お祭り騒ぎが変にヒートアップして迷惑行為に発展ということだが、ハロウィンの仮装なんてまだマシで、その先のクリスマスにはスーパーのレジのパートおばちゃんサンタの帽子を被せられたり、本部の命令でフライドチキンやローストチキンを売らされる店長が鶏の着ぐるみ着させられたりで、恥ずかしそうにしている。
韓国でハロウィンの圧死事故があったけど、そんな危険があるから日本では「立ち止まらないで」と連呼していた。
だが、有名な観光化した神社では昔から年末年始に「立ち止まらないで。お賽銭は投げ入れて、落ちたものは後で拾って賽銭箱に入れますから、拾わずに進んで下さい」と連呼しているものだ。これで御利益があるとは思えない。
そういうのに乗せられる人がいるから、金儲けに利用しようとする人もいるのだけど、そろそろ目を覚ましたほうがいいだろう。
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