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​炬火 Die Fackel 

  • 執筆者の写真: 井上靜
    井上靜
  • 2023年11月12日
  • 読了時間: 2分

更新日:2023年11月16日

 「答弁を差し控える」が濫発される記者会見で思い出した。

 マーチンシーンが大統領の米国製ドラマで、官邸の広報官が歯医者に行っている間に別の官吏が記者会見に代役で出たところ、不慣れなため場当たり的とかその場しのぎとかの対応をしてしまう。

 そこで経済政策についての質問に対し、本当は自分だと解らないのを解ったふりしてしまい、もちろん政策はあるけれど今は発表を差し控えると言ったため、そのあとマスコミから「政府に秘密の経済政策」と騒がれる。

 


 これに怒ったのが、歯医者から帰ってきた広報官だった。

 そんなこと言ってないのにマスコミが勝手に騒いだと代役で出た官吏は言い訳するけれど、あれでは言ったのも同然だから、勝手な解釈であると否定はできない。いい加減なことを言ってしまったため後から困ることになる。

 そんなことも解らないのか、いくら急な代役で出て不慣れだとしても。そう怒られてしまう。


 だから「答弁を差し控える」と言われたら、逆手に取り勝手な解釈をすればいい。

 そして、そんなこと言ってないと当然ながら言われるだろうけれど、事実上そういう意味になることを言ったのだから、決して曲解などしていないと反論して、違うと言うなら他にどんな意味になりうるのかと追及すればいい。

 相手がしらばっくれたら、それが一番である。相手が答えないと非難してばかりいても悪意でやっている相手に対しては無駄だから、それを悪く解釈して出来るだけ困るように騒ぐのが最も効果的である。

 
 
 
  • 執筆者の写真: 井上靜
    井上靜
  • 2023年11月8日
  • 読了時間: 2分

 かつて片山さつき議員の生活保護叩きが国会でも問題にされた。

 あの当時、片山さつき議員による一連の発言のため、病気で働けなくなった人が死亡する事態に発展した。それで国会の質問で取りあげられたのだった。

 そのうえで「あなたは学歴・職歴は立派だけれど、それを鼻にかけるように上から目線だ」と言われていた。

 その前に、片山さつき議員はテレビで芸能人に言われていた。「議員なら制度の問題を取り上げるべきで、それなら私も賛成するけれど、なんで個人攻撃をするのか」と。



 米山隆一議員も片山さつき議員と同じである。

 彼が大学の教壇に立つ資格がないと批判している悪名高い菊池某の資質もあるだろうけれど、それ以上に、権勢に媚びながらデタラメ言うと出世や昇身に役立つから、やる者が後を絶たないのだ。

 そして今、東大や京大が批判する大学法人法改定など、菊池某みたいな大学教員の大発生を促進する。なので、そんな法律の問題とアカデミズムの構造を問題にすべきである。その方がよほど国会議員の仕事に相応しい。個人攻撃なんて、している暇が議員にあるわけがない。



 これは、片山さつき議員も米山隆一議員も、学歴・職歴は大層ご立派だけど、それで思い上がって上から目線だが、体制に組み込まれて思考が硬直し、構造を見て改革する能力に欠け、個人攻撃が精一杯ということではないか。

 
 
 
  • 執筆者の写真: 井上靜
    井上靜
  • 2023年11月4日
  • 読了時間: 2分

更新日:2023年11月4日

 木村防衛相が「誤解を生じたなら撤回する」と言った。

 これは誤解なんかではなく、自衛隊の政治利用を防衛相が公言したのは事実で、自衛隊も行政機関として政治的に中立であるべきだから、それを否定するなんてとんでないことだと批判されたのである。

 つまり自分の違法な発言を悪いと思っていない木村防衛相は、違法であると指摘されて、その指摘は誤解によるものだというでたらめ発言をしたのだ。


 しかし自衛隊の建前と本音は別であることも事実だ。

 だから、それを念頭に置いていたので、防衛相は自衛隊の政治利用を当たり前だと思って露骨に発言したのだろう。自衛隊は政治的な弾圧の機関として作られ、それが是正されたことは無い。

 これについては自衛隊の機関紙『朝雲』などが、堂々と自衛隊は中立であってはならず、対米従属の政権を守るのが仕事だと宣言していた。政権交代があって、それが対米従属でなくて別の政策をとったとしても、中立の行政機関として政府に従うものだという当たり前の指摘に対し、そんなことでは駄目で、自衛隊は武力を行使して政権を潰し、逆らう日本国民も武力で徹底弾圧するものだと、つまり軍事クーデターで皆殺しだいう意味を何十年も昔から公然と言っていた。



 つまりチリのピノチェト将軍と自衛隊は同じということだ。

 なので、いまさらという感じである。木村防衛相の発言は酷すぎるのでテレビに出ている人でさえ批判するコメントをし、そのさい、特に自衛隊は実力行使する機関でもあるから、中立でなくなり政治利用されると如何に危ないかと指摘していたけれど、そのとおりではあるが元々から自衛隊はそうでない危ない機関なのであるから、木村防衛相を批判するだけでなく自衛隊そのものを批判しなければならないのだ。


 また、昔から自衛隊の中からも批判はあった。

 このため自衛隊を追われた自衛官が何人もいたし、そんな組織の体質が嫌で自衛隊を辞めてしまった自衛官も大勢いる。

 そうした内部の良心的な声も圧殺しつづけた結果、自浄能力が無くなった自衛隊は政治的中立どころか規律も保てないという情けない状態が何十年も前から続いているのだ。それで飲酒とかセクハラとかの深刻な問題まで起きているわけである。


 
 
 
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