- 井上靜

- 5月19日
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オウム真理教事件の総括が雑誌に掲載されていた。
これを元裁判官が興味を持ってSNSで紹介している。しかし裁判官も、この犯罪を幇助したも同然である。なぜなら、あの時に裁判官が公正だったら、事件と被害者の拡大を防げた可能性があるからだ。
これはオウム真理教による坂本弁護士一家皆殺し事件に関わる。

オウム真理教が坂本弁護士から追及されて暗殺事件を起こした。
このさい、事件を知っている信者の一人が、あまりのことに内部告発をしたが、警察は遺体が埋められている近くを捜索したが発見できず、告発した信者は不可解がったそうだ。
その後も警察の対応はもたついてばかりだった。この当時、今も相変わらず不祥事が続く神奈川県警は、坂本弁護士の所属する横浜法律事務所と敵対していた。それも影響したはずだと言われていた。
なんせ、坂本弁護士一家が謎の失踪をして、世間では殺されているだろうと言われていたのに、神奈川県警は、坂本弁護士が借金を抱えて夜逃げしたという誤情報を報道機関にリークしていたほどだったから。
神奈川県警は共産党の緒方靖男参議院議員宅を違法に盗聴していた。
それが電話のノイズから発覚し、なんと犯人は警察であると判明したので世間から驚かれた。緒方議員は外語大卒で外国語会話が得意だった。八か国語を流暢に話せるから、自民党の議員でも外国に行くさい通訳に同行してくれと頼んでいた。その自宅の電話を盗聴していれば政治家たちの弱みを握れると考えたらしい。
ちょうどFBIのフーバー長官のように。
この事件で警察は裁判に訴えられた。
だが、裁判官が屁理屈で警察を庇った。兵庫県警(ここも不祥事では神奈川県警と双璧)の元警官「松本均さんの(告発)本を読んで『交番のウラは闇』(告発本の題名。発行は第三書館)であるとは知っていたが、裁判所の裏も闇だった」と言ったのは辻元清美氏だったが、このとき裁判官が断罪して神奈川県警が反省していたら、オウム真理教事件に対してまともな対応をしていただろう。
あのとき神奈川県警の盗聴で緒方議員の弁護をしていたのが横浜法律事務所であるから、神奈川県警は目の仇にしていた。それを裁判官が庇ったから、神奈川県警は増長していた。
これで共産党系法律事務所は萎縮してしまった。
共産党の議員が紹介して法律相談をすると、共産党系の法律事務所の弁護士だから、神奈川県警の事件のように相談に乗ってくれるかと思ったら、弁護士は警察を怖がって逃げてしまうようになった。もちろん、金にもならない事件や手間暇がかかる事件は相談も御断りという弁護士ばかりで、これは共産党系法律事務所も同じだが、警察の問題だと露骨に、巻き込まれるのは御免だと言う。
これだから、統一協会や創価学会に絡んで人権侵害を受けたと言って相談しても、共産党系法律事務所の弁護士だから親身になってくれると思ったら大間違いという現状である。


